ダイソーのカッティングシートを使って簡単リメイク
すでに売られている家具、すこし味気ない感じがしませんか?お手頃な値段の家具を買うと、色や柄などにはある程度決まりがありますし、だからといって高いお金を出して納得がいくデザインを購入するのにも限界があります。
そんななか、密かに人気なのが「カッティングシート/リメイクシート」と呼ばれる表層シートです。カッティングシートとは、接着剤がついた塩ビ素材のフィルムシートのことで、ガラスなどに対し切り文字のような形で貼り付けることができる素材です。最近では、家具や壁の上から貼ることができるようになり、ますます注目を集めております。また、「ダイソー」など100円ショップにてお手頃な価格で手に入れることができるため、DIYの中でも挑戦しやすいジャンルなのです。
- 「なんだか今の家具に飽きてしまった・・・」
- 「初めてだけど、ものづくりに挑戦したい!」
- 「DIYは好きだけど、お金はかけたくない!」
なんて考えている方に向けて、今回はダイソーのリメイクシートについてご紹介いたします!
カッティングシート/リメイクシートとは
カッティングシートとは、接着剤付きの塩ビフィルムシートのこと。
実は「カッティングシート」という名前は、業界大手である株式会社中川ケミカルの登録商標であるため、ダイソーなどの100円均一で売られているシートは「リメイクシート」と呼ばれることが多いです。
リメイクシートは、カッティングシートと同様に、オモテ面に色や柄がプリントされ裏面に接着剤がついているシートです。そして色・柄・接着剤の強さなど、たくさんの種類があります。
ダイソーのリメイクシートの種類
ダイソーのリメイクシートは他の100円ショップよりも、バリエーション豊富なことで有名です。柄に対しカラーバリエーションがあり、好みの色や柄を探すのにピッタリです。
ダイソーの取り扱い柄
- 木目調
- 石目調
- デニム柄
- 無地
- レンガ、タイル調
- 新聞調
- リネン調
- レザー調
サイズは「30センチ×80センチ」「45センチ×90センチ」の2種類あります。柄やサイズに関係なく全てのリメイクシートの値段は100円、DIY初心者でも手を出しやすいリーズナブルな価格です。「大きい方が安心」と考えて、つい大きいサイズを購入しがちですが、実は30センチという数字はA4サイズと同じで意外と便利なサイズです。A4サイズのものにシートを貼りたい場合はカットする量が減り、ラクに作業ができるようになります。
作るもののサイズを抑えて、どちらが良いか選んだ方が良いでしょう。また、在庫管理の問題で店舗によっては一部取り扱いのない場合もあるそうです。店舗に行く前に一度電話にて確認することをおすすめします。
ダイソーのリメイクシートを使用するメリット
1:簡単に切って貼ることができる
特殊な機械を使わずとも、ハサミやカッターで簡単に切ることができます。また裏面に目盛りがついているので、細かく定規で測る必要がなく、ガイドに沿って切ることができます。希望のサイズに切ることがシート作業の第一歩であり、綺麗に切れなければ綺麗な仕上がりにはならないため、その作業が簡単なのは非常に頼もしい点です。
2:飽きたときに取り替えがしやすい
塩ビフィルムシートの場合、粘着力が強い強粘着タイプと簡単に剥がせる弱粘着タイプの2種類があります。ダイソーで売られているリメイクシートは主に「弱粘着シート」である場合が多く、比較的簡単に剥がすことができます。飽きたときに色や柄を簡単に変えることができるのはDIYの醍醐味とも言えるでしょう。
3:汚れがついたときに掃除がしやすくなる
フィルムシートなので、フィルムの上を拭き掃除することが可能です。木の素材やクロスなど、普段拭き掃除を避けていた素材に対しフィルムを貼った場合、表面の凹凸がなくなるため掃除がしやすくなります。また汚れがひどい場合には先ほどご紹介したように張り替えることができるので、汚れを気にせず日常生活を過ごすことができます。
ダイソーリメイクシートを使用した例
壁紙や家具に貼る場合が多いです。
リメイクシートの貼り方!
用意するもの:カッター・ハサミ・定規・ヘラ・ローラー
手順
- シートを貼る物のサイズを測る ※mm単位までこだわりましょう!
- サイズより少し大きめに切る ※慣れてきたら必要サイズに切りましょう!
- 貼る ※空気が入らないように、上から下へ!
- ローラーやヘラで空気を抜く
手順としては、以上です。ポイントは2点。「採寸を丁寧に行うこと」と「空気を抜くときに勢いよく抜かないこと」です。
1:採寸作業を丁寧に行うこと
シートに限らず、大工仕事において非常に重要な作業です。日常生活では「センチ単位」が主流ですが、このような作業は「ミリ単位」の世界です。どれだけ正確に採寸するかによって仕上がりが変わりますので、慎重に測るようにしましょう。
2:空気を抜くときに、勢いよく抜かないこと
携帯の画面フィルムを貼ったときに空気を抜くように、シート作業にも貼ったときにも入ってしまった空気を抜く工程が発生します。しかし携帯のフィルムとは違ってリメイクシートは柔らかいため、勢いよく空気を抜こうとするとシートが「シワ」になる可能性があります。焦らずゆっくり作業しましょう。またシート作業用のヘラやローラーがあると便利です。作業に不安な人は用意しておくと良いでしょう。
こんな風にも使える!リメイクシートの貼り方アイデア
リメイクシートを使うときの注意点
1:触る頻度が多い場所・水がかかる場所には使用しない
例えば収納棚の把手や物がよくぶつかってしまう場所などに使用するとすぐ剥がれてしまう恐れがあります。あくまでも普段あまり触らない壁紙や収納ボックスの表面などに貼った方が良いでしょう。また水がよくかかる場所や湿気が多い場所ではシートが剥がれやすくなるためあまりオススメしません。
2:剥がしたときに糊が残る可能性がある
100円均一のシートは粘着力が比較的弱く剥がしやすいとお伝えしましたが、貼ったあとに時間が経ったりすると経年劣化を起こし、シートの糊が、貼った家具・壁側に残る可能性があります。
特に日当たりの良い場所に置いていた家具などは、糊が焼けて移ってしまう現象が起きやすいため、必ず復旧しなければいけない物へ貼ることは避けましょう。
https://www.quackworks.jp/construction/stick-on/dry/
https://www.quackworks.jp/construction/peel-off/
その他のリメイクシートをご紹介
リメイクシートを取り扱っている100円ショップをご紹介します。
- ダイソー
- セリア
- キャンドゥ
他のショップにも置いてありますが、種類が豊富なお店は上記3会社です。
好きなデザインを探してみましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?DIYの中でも、初心者が挑戦しやすいシート貼り。100円ショップのリメイクシートを使用すれば、あまりお金をかけずに暮らしの雰囲気を変えることができます!「私にはできるか分からない・・・」そうお考えの方はまず壁面など角が無い場所から始めて、慣れてきたら家具などに挑戦してみることが良いのではないでしょうか?ダイソーのリメイクシートを使って、楽しく手軽にDIYをしてみましょう!
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。