QRコードはカッティングシートで作れますか?
- 更新:
- 2022/08/19
- 最終更新日:
- 2025/04/02
QRコードのデザインでも作成可能ですが、施工面との相性に注意が必要です。
製作サイズ
上図のQRコードの場合、1粒を1mmにするとQRコード全体のサイズは約2.5cm×2.5cmとなりました。定規で確認すると、かなり小さく作成できることがお分かりいただけるかと思います。しかし1mmで作成できるといいましても、粘着面が1mm角しかないカッティングシートです。屋外使用や何かに擦れるような環境下で使用する場合はもっと大きなサイズで製作しないとすぐに剥がれてしまう恐れがあります。逆にいうと屋内で何も擦れたりしない状態を維持できるのであれば、このサイズでも十分な期間安定して使用できます。
施工面との相性
1行目:2色のシートを使用してQRコードに背景を付けたデザイン。施工面との相性を気にせずにQRコードと背景のコントラストを強めることができます。 2行目:背景をシートとして残してQRコード部分をくり抜いたデザイン。 3行目:背景は付けずにQRコードをシートとして残したデザイン。
貼り付け施工面がガラスやアクリルなどの透明の素材の場合、背景(透き通って見える向こう側)によってはQRコードがカメラで読み込まれないことがあります。例えば白色シートでQRコードを作って、透き通って見える背景も白い場合、QRコードとのコントラストが弱くなり(=QRコードと背景の差が曖昧)カメラでQRコードが正常に認識しないという状態です。他には透き通って見える背景に色がたくさん(物が多いなど)の場合も読み取りづらくなる原因となります。
昼間と夜間では太陽光と室内の照明で背景となる室内の見え方も変わります。昼間の営業時間帯が長い場合は昼間の見え方でテスト、夜間営業であれば夜間の見え方に合わせてシートカラーを決定すると良いでしょう。
カメラでの読み取りがどうしても難しそうな場合や心配な場合は、上図の上段左、上段中央のようにQRコードに背景をつけることで、コントラストを飛躍的に上げることができます(2色仕様での製作)。
なお背景が透けない施工面であれば、背景とのコントラストがハッキリするシートカラーを選択いただければ問題ありません。
事前確認の方法
無料カラーサンプルを用意しておりますので、実際に施工面に貼ってコントラストを確かめてください。またカラーサンプルを実際に作成するQRコードの1粒の大きさにハサミで切ってみると、よりイメージしやすいと思います。
また製作実績のページではQRコードを貼られている作例や、ガラス面に貼られている作例の写真がございますので、どのような見え方になるか大変参考になると思いますので、製作を検討されている方は是非ご覧になってください。
弊社で製作する際の検品
検品の際にデザインに欠損がないかカメラで読み取りチェックは行いますが、お客様がご利用する環境での正常な読み取りを保証するものではありません。施工後に施工面との相性等で読み取りができなかった場合でも、デザインに明らかな欠損等の不備が無ければ無償での再制作は承ることはできませんのでご注意ください。