水貼り(ウェット)とドライ貼りはどのように使い分ければよいですか?
- 更新:
- 2021/06/10
- 最終更新日:
- 2025/07/16
基本的にはドライで問題ありません。
水貼り(ウェット)は施工面に貼ってから、ずらして修正が多少できるため失敗の可能性が低く思えますが、ズラす事ができるということは逆に意図しない方向にずれたりする恐れがあるということです。そのため水貼りは、シートとして残っている面積がかなり大きい場合などで使用されると効果的です。
デザインの形状によっても変わりますので、一概に言えない内容であるということを最初に断った上で、水貼り(ウェット)のメリット・デメリットをご説明させていただきます。
水貼り(ウェット)のメリット
- 空気が入っても抜きやすい
- 少しくらいなら施工面にシートを置いてから位置の調整ができる
水貼り(ウェット)のデメリット
- 道具を揃えないといけない
- (厳密にやると)気温を意識する必要がある
- (厳密にやると)乾燥に時間が掛かる
- 手早く行わないと転写シートが痛む
- メリットに挙げた「位置の調整ができる」は全体のレイアウトが崩れる恐れと隣合わせ
上記で上げたデメリットの他に、人によってはドライに慣れていないとウェットは難しい可能性がございます。
サイズに関して
ウェットは大きいサイズで行うのが基本です。
小さいサイズを貼ることもできますが、サイズが小さい=粘着面が小さく、ズレやすくなるため向いていません。必要以上に丁寧にやろうとしてウェットを選択した結果、レイアウトが崩れてしまっては元も子もありません。
そのため感覚的には40cm x 40cm以上くらいのサイズで、粘着面が比較的大きいデザインであれば、ウェットの方が良いと思います(背景を残す場合などは特に)。DIYの技術が個々人で異なりますので、一概にはいえませんが、60cm x 100cm以上になってくると金額も大きくなりますので、ウェット云々ではなく貼り付け作業だけ内装屋さんなどのプロにお願いするのも一つの手だと思います。