布(ポリエステル100%)
ポリエステル100%の布にカッティングシートが貼れるか確認しました。元はナップサックとして販売されていた生地です。
貼り付け
転写シートを剥がすと布側にカッティングシートが移らず、一部転写シートに残ってしまいました。この時点で施行には向いていないと判断できますが、もう少し観察するためなんとか貼ってみることにしました。
転写シートを一旦戻し、浮き上がる文字を指で押さえるようにしてなんとか貼り付けました。
剥がす
「K」の左角を爪で引っ掻いて剥がしました。ポロリと力なく剥がれるかと思いきや、意外に貼り付いています。写真2枚目からも爪で引っ掻いた部分のみが剥がれ、周りがつられて浮いていない様子が確認できます。他の文字も引っ掻いて確認してみましたが、「K」同様の食いつき具合でした。
しかし樹脂(アクリル)などの「おすすめ度:推奨」の素材と比べると、強力に貼り付いているわけではありません。アクリルでは食いつきが強く剥がすと同時に欠けてしまったため、剥がれた端を摘むことが難しかったですがこの布では欠けませんでした。端を摘んで剥がすとやや抵抗は感じますが、すんなりと1文字が破れずに剥がすことができました(写真3枚目)。アクリルやガラスで端を摘んで剥がそうとすると、粘着が強いため1文字を破らずに剥がすことが難しいため、やはり食いつきは弱いと評価できます。
評価
カッティングシートは一応は貼ることはできましたが、施工するには向いていません。「非推奨」としたのは転写シートの粘着力よりも食いつきが弱かったためです。また柔らかい素材でフラットな面ではないことから、もしカッティングシートを貼る際は、あくまで一時的に貼り付く程度と留意した使用をお勧めします。2週間ほど経過しても自然に剥がれてくることはありませんでしたので、環境変化の少ない室内であれば長期間使用できるのかもしれませんが、実際に試していませんので自己判断してください。