風船(フィルムバルーン)

注意点:
結果の保証はいたしかねますので、必ず注意事項をご確認ください。
おすすめ度:
要検討
表面の質感:
ツルツル
フィルムバルーン
膨らませたフィルムバルーン
フィルムバルーン
膨らませる前のフィルムバルーン
フィルムバルーン
パッケージ

ゴム製の風船ではなく、フィルムバルーンとカッティングシートの相性を観察しました。ゴム風船では風船の薄さとカッティングシートの伸縮性の無さから直ぐに割れてしまいましたが、フィルムバルーンではどのような結果になるでしょうか。

付属のストローで膨らませましたが、空気の戻り弁が付いておりストローを抜いても空気が抜けず、ゴム風船よりも膨らませるのが簡単でした。


貼り付け

フィルムバルーン
貼る位置
フィルムバルーン
転写シートを貼る

位置を決めて貼ります。ゴム風船よりしっかりした材質ですが、あくまでも風船です。空気が入っているため柔らかく、スキージーでの圧着はうまくできませんでしたので、指で優しくさするようにして圧着しました。膨らませてからカッティングシートを貼りましたが、ゴム風船のような伸縮性はフィルムバルーンには無いため、予め貼ってから膨らませても大丈夫かもしれません。

フィルムバルーン
転写シートを剥がす
フィルムバルーン
貼れました
フィルムバルーン
シワ無く貼れた

転写シートを剥がす時に破れないようやや気を使いましたが、ゆっくりやれば問題なさそうです。アクリルなどと比べると、若干食いつきは弱い感触がありました。カッティングシート自体はシワ無く綺麗に貼れました。


剥がす

フィルムバルーン
慎重に爪で剥がす
フィルムバルーン
剥がした様子
フィルムバルーン
拡大
フィルムバルーン
爪の圧力でバルーン生地が伸びてしまっている

爪で引っ掻いてカッティングシートを剥がそうとしましたが、フィルムバルーンが柔らかくてたわむため、剥がしたい角がフニャフニャと動いて上手く爪に引っかかりません。

無理に剥がすとゴム風船のように、たわんで割れる可能性があったため、カッティングシートの角を捲れる事ができませんでした。拡大すると爪で掻いた部分のバルーン面が少しよれているのがわかります。爪で掻いたことで、バルーンが下方向に押さえつけられ伸びてしまったようです。

しっかり貼り付いていますが、シワを寄せて摘むと剥がすことができました。破れずに1文字剥がすことができましたので、アクリルなどよりは定着は弱いです。


貼ってから膨らませる

フィルムバルーン
黄色いフィルムバルーン
フィルムバルーン
色が落ちてしまった

膨らませて貼る方法で問題ないことがわかりましたが、先にカッティングシートを貼ってから膨らませるパターンも試しました。同じ銀色のフィルムバルーンがなかったため、黄色を使用しました。貼り付ける前にアルコールで拭いたところ、簡単に黄色い色が落ちてしまいました。銀色になっている部分が拭いたところです。先ほどの銀色のバルーンもアルコールで拭いていますが、塗装されていなかったため色落ちしなかったのでしょう。

フィルムバルーン
貼る位置
フィルムバルーン
転写シートを剥がす
フィルムバルーン
貼れました
フィルムバルーン
膨らませました
フィルムバルーン
問題なさそうです

カッティングシートは伸縮性ありませんが、フィルムバルーンも同様に伸縮性がないため貼ってから膨らませても問題なく膨らみました。黄色を膨らませて6日経過しましたが、空気漏れもありません。

アルコールで拭いていない黄色い部分に少し大きめの文字を貼ってみたところ、アルコールで拭いた部分と比べて転写シートから移りづらかったです。また剥がす際も黄色い面に貼った方が剥がしやすかったです。銀が一番食いつきが良く剥がれづらい。次にアルコールで拭いた黄色、黄色の順番でした。手触りも黄色は銀色に比べてスベスベしてます。


評価

カッティングシートが問題なく貼れる施工面ですが表面処理に注意が必要です。ただし黄色いバルーンの事例でわかるように、あまり定着の良くない塗料が使用されていましたし他の商品であればまた違った表面処理がされていることも考えられます。自然に剥がれてくることは無いと思いますが、施工面への食いつきが最高値ではないことは確かですので「要検討」評価としました。