布(ポリエステル80%、綿20%)
布にカッティングシートが貼れるのか確認しました。よくある一般的な布です。
貼り付け
しっかり圧着しましたが、カッティングシートは布に移らず転写シートに残ってしまいました。布とカッティングシートの接着力より、弱粘着であるはずの転写シートとカッティングシートの接着の方が強かったためです。つまり、布への貼り付きはとても弱いことがわかります。
この時点でカッティングシートを貼り付ける施工面としては向いていないと評価できますが、施工面への食いつきを評価するため続けます。
1文字ずつ少しの取っ掛かりを指で押さえながらなんとか貼り終えました。指で押さえながらの作業は初めてだと難しいと思います。
剥がす
爪で剥がすと簡単に剥がれました。剥がれる時も貼り付いている抵抗力をあまり感じず弱々しいです。しっかり貼れる施工面の場合、爪で剥がすと欠けるように剥がれるのですが、この布の場合は一箇所剥がすとそのまま1文字全体をスムーズに剥がす事ができてしまいました。しっかり貼れている素材は樹脂(アクリル)を基準にすると差が分かり易いです。
16日経過後
- 2025/06/11に最初の貼り付け
- 2025/06/27(16日後)に再確認
6/11の撮影後、適当に放って置いていたため、フラットな状態で保管していたわけではありませんが、16日後の6/27に確認すると全体的にカッティングシート浮いて剥がれてきてるのが確認できました。それぞれアウトラインから剥がれているようですが、剥がれていない箇所もあります。浮き上がっているところを摘んで剥がしてみると、やはり定着は弱いようで、僅かな力で剥がすことができます。
評価
カッティングシートを貼るのに全く向いていない施工面です。最初から貼り付きも弱く、数日経過して勝手に剥がれてきた事が大きな理由です。布はどうしても細かな毛羽立ちがある素材で、しかも柔らかいため定着がし辛いのだと思います。勝手に剥がれてくるのは他の素材ではあまり見られない状態ですので、短期間の利用や環境変化の少ない室内での使用でもお勧めできません。