レインコート(ポリエチレン・エンボス)
100円ショップに売られているレインコートにカッティングシートが貼れるのか確認しました。肌触りがよくなるよう、表面はエンボス加工で細かい凹凸がついています。
貼り付け
スキージーで圧着する際、レインコートが多少動きますので作業しづらかったです。転写シートを剥がすとカッティングシートは転写シートに残ったままになってしまいました。この時点でカッティングシートを貼るのに向いていない施工面だと評価できますが、食いつきの評価をするためこのまま進めます。
1文字ずつ端を押さえながら貼りました。
剥がす
「K」の左上角を爪で引っ掻くと抵抗なく簡単に剥がれました。写真3枚目を見ると、引っ掻いた部分以外もつられて浮いているのがわかります。指で摘んで引っ張ってもほぼ抵抗は感じず剥がれました。
評価
レインコートはカッティングシートを貼るのに適さない施工面です。エンボス加工で細かな凹凸が表面にあるため非常に粘着の足つきが悪いようです。また今回用意したのは100円ショップのものということもあり、引っ張ると簡単に伸びて破れそうになる素材でした。そのためレインコート自体も長期的な利用には耐えられそうにないと感じました。
レインコートと言っても今回のような簡易素材から高級なGORE-TEXといった素材まで幅広く、それぞれ質感が異なりますので、凹凸のない素材や厚みのあるレインコートであれば結果は違っていたように思います。しかしながら、レインコートは着る物ですので施工面が靭やかに動き摩擦も生じますので、カッティングシートを貼るにはそもそも適していない使用環境であることは確かです。