耐光性の実験(経過観察中)
- 注意(2025/03/24)
- サイトリニューアル時の掲載画像サイズの変更に伴い、写真も再選別し編集し直しました。データ環境移行時に撮影日データ(Exif)が書き換わったと思われる写真は、実験の正確性を欠く原因となるため除外しました。
※厳密に撮影のスケジュール管理を行っていなかったため撮影時期が疎らです。
厚さ0.5mmのスチール板にカッティングステッカーを貼り、屋外のベランダで風雨に晒され環境にて経過を観察しました。マンションのベランダのため、屋根があるため雨に常時晒される環境ではありませんが、風で運ばれてきた砂埃で常に汚れていました。
計測を開始した日
- 2012年9月8日より開始
- 2017年8月3日より開始
3日経過
観察するまでもなくしっかり貼り付いており、スチール板にもまだ汚れは付着していません。
1ヶ月経過
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
いずれのシートも変化なく、色褪せやシート欠けもなく表面も綺麗な状態です。取り扱いシートの中では耐候年数が比較的短い耐候年数1~2年とシートでも1ヶ月程度では劣化は見られません。
6ヶ月経過
1年経過
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
651標準シート(061グリーン)は状態を見やすくするために汚れを拭き取ると、スチール板は細かな傷が錆のようになっていました。しかし貼られているカッティングシートには劣化は見られませんでした(写真はありません)。
スチール板の汚れを拭いてから撮影しました。スチール板は錆び始めていますが、それぞれのシートは色褪せや劣化の変化はありませんでした。撮影時は雲天でしたが、晴れていれば、Laラメシート(2709ブルー)やCS200Meメタリックシート(813ゴールド)ももっと輝いていたと思います。
CS200Meメタリックシート(813ゴールド)は金属質なギラギラとした質感を保ち、5200反射シート(020イエロー)は光を当てると問題なく反射します。CS200シート(791ブラック)は屋外での使用はメーカー推奨では短期間とされていますが、1年間風雨に晒されても劣化は見られませんでした。
1年6ヶ月経過
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
汚れを拭いてから撮影しました。 651標準シート(061グリーン)は汚れを拭き取る際は強く擦りましたが、シートは剥がれる様子はありませんでした(写真はありません)。CS200Meメタリックシート(813ゴールド)は若干色が薄くなってきているように感じます。
1年9ヶ月経過
汚れを拭き取ってから撮影しました。その時の擦れによるカッティングシートのズレや痛みはありませんでした。シートとスチール板の間に埃が目立ってきましたが、水で洗えばとれます。カッティングシート側面(厚みの高さ分)にある僅かな粘着に砂埃が引っ付いているのだと思われます。しかしシート自体はしっかり貼り付いており細部の劣化も見られません。
2年1ヶ月経過
- CS200Meメタリックシート(813ゴールド):変化あり
- CS200シート(791ブラック):変化あり
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
CS200Meメタリックシート(813ゴールド)は同じ2年間でも水中に貼っていると問題ないのですが、スチール板に貼った方はかなり色褪せしています。ゴールドですがほとんどシルバーのようになりました。メーカー記載によると実験で使用しているCS200Meメタリックシート(813ゴールド)は、屋外1年の耐候性で既に1年を過ぎていますので仕方がない状態といえます。
CS200シート(791ブラック)は弱めの光沢のシートですが、実験開始時よりも表面の質感がマット加工の様になっており、あまり光を反射しなくなりました。
上記2点のシート意外は1年目と同じくシートに色褪せや劣化は見られません。
CS200Meメタリックシート(813ゴールド)、CS200シート(791ブラック)は以降、この状態から更に変化が「あり」か「なし」かで記載します。
2年7ヶ月経過
3年経過
- CS200Meメタリックシート(813ゴールド):変化あり
- 6510蛍光シート(039レッド):変化あり
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
CS200Meメタリックシート(813ゴールド)は更に色が抜けてもうゴールドとは呼べない色になりました。6510蛍光シート(039レッド)も実験前は鮮やかな蛍光色の赤色でしたが、やや色味がオレンジがかった感じになってきました。
CS200Meメタリックシート(813ゴールド)、6510蛍光シート(039レッド)は以降、この状態から更に変化が「あり」か「なし」かで記載します。
3年5ヶ月経過
651標準シート:汚れを拭き取らずに撮影しました。シートに欠けもなく綺麗な状態を維持しています。
3年6ヶ月経過
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
4年経過
※651標準シート(061グリーン)は写真なし
4年11ヶ月経過
やや表面がくたびれたようにも見えますが(ハリがないような感じ)、許容範囲として「変化なし」と記録します。
5年経過
引き続き、やや表面がくたびれたようにも見えますが(ハリがないような感じ)、許容範囲として「変化なし」と記録します。
6年5ヶ月経過
651標準シート061(061グリーン):変化あり
明らかに表面の質感が変わってきました。よく観察すると、ツルリとした表面ではなくやや凹凸が見られるようになりました。またシートとスチール板の間(シートの側面)にかなり砂埃がついて目立ってきました。剥がれたりはしていません。651標準シート(061グリーン)は以降、この状態から更に変化が「あり」か「なし」かで記載します。
7年経過
7年6ヶ月経過
8年経過
よくある質問
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- 外貼りと内貼り(左右反転)はどちらが良いですか?
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基本的に外貼りをオススメします。 内貼りで貼る場合、ガラスに色が付いていると色の付いたガラス越しにカッティングシートを見る事になってしまうのが理由です。そのため特に理由がない限り、施工面の影響を受けない外貼りを推奨します。
外貼りと内貼りの違い
- 外側からデザインを反転せずに貼るのが「外貼り」。カッティングシートの基本的なデザイン構造です。
- 室内からデザインを左右反転したものを貼るのが「内貼り」。ガラスやアクリルなどの透ける施工面に貼る際に使用します。
以下、例として施工面がガラスの場合を紹介します。
外貼り(デザインの反転なし)
外貼りはスタンダードなデザイン構造です。シートの表側がデザイン正面になります。ガラスの色味の影響を受けないため、シート本来の発色や質感が感じられ、内貼りと比べて存在感があります。屋外で風雨に晒されるため、内貼り(室内から貼る)に比べると、やや表面に汚れ・ホコリ等が付きやすいです。一度施工してしまえば、埃が表面についても粘着が弱まることはありませんが、表面についた汚れをとるために掃除で何度も擦ると、結果的にカッティングシートの細い部分・細かな部分などは剥がれやすくなります。
外貼りが適しているシーン
適していないシーンや内貼りが適しているシーンを除き、基本的に外貼りの仕様で貼ることをオススメします。
外貼りが適していないシーン
高所に貼る 施工位置が建物の2階以上のガラスの表側から貼るには、作業用の足場を組まなければならず、素人の方が作業するには難易度が高いです。この場合は内貼りを検討した方が良いでしょう。
デザインが細かい デザインの細かい部分を何度も掃除(拭き取り、水洗いなど)すると、剥がれやすくなります。
内貼り(デザインを左右反転)
内貼り、鏡文字と呼ばれています。 デザインは左右反転し、ガラスの内側から貼り付けます。すると外側から見た際に文字が正しく読める仕上がりになります。デザイン正面から見た際には、ガラスを挟んでステッカーの粘着面が見えている状態です。外側から見るとカッティングシートの凹凸は見えず、ガラスと一体化して見えるため、主張が少ない上品な印象です。また外貼りに比べ、汚れが付着し辛い環境のため長持ちします。
内貼りが適しているシーン
高所に貼る 前述のとおり外貼りでは、高所に貼るのは難易度が高いです。そのためガラスの裏側(つまり室内)から内貼りするのがオススメです。
室外環境の汚れが気になる環境 汚れが付きにくく、影響が少なく掃除などがしやすいので、長期的に見て長持ちしやすいです。
内貼りが適していないシーン
ガラスに色が付いている 多いのが車の窓ガラスが、スモークガラスやUVカットガラスなどで色がついている場合です。内貼りをすると、色のついたガラスを挟んでカッティングシートを見ることになるため、外側からはカッティングシートが殆ど見えなくなります。
網入りガラス ビルの窓などでよく見られる格子状の網が入ったガラスです。内貼りすると、この網とガラス越しにカッティングシートを見ることとなりますので、とても見づらくなります。
マット系カラーを使用したい 651標準シートのマット系カラーや、8500電飾用シートなどを使用する場合、シートの表面は艶消しですが、裏面は艶ありの粘着面です。そのため艶消しの表面としたいのであれば、外貼りである必要があります。またシートの表面と裏面の色が異なるシートもありますので、各シートの色見本ページからご確認ください。
デザインが大きい(目安:A3以上)、施工作業に慣れていない デザイン正面は粘着面を見ますので、もし施工の際に気泡が入ってしまうと目立ちます。気泡は多少でしたら時間経過とともにある程度は馴染んで目立たなくなりますが、デザインが大きかったり施工作業に慣れていない場合は、外貼りの方が良いと思います。気泡が入りずらい施工方法として、「ウェット・水貼り」がありますが、通常の貼り方である「ドライ」に比べると少し慣れが必要です。
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- 621短期用シートは一度剥がし、もう一度貼ることはできますか?
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621短期用シートは、雨や日光にも耐えられる屋外で使用できるシートです。また再剥離シートで貼られたシートを糊残りなく綺麗に剥がして撤去し易いです。1つ注意点としましては、シートを剥がしてから、そのままの状態でもう一度別の場所に貼る、ということは基本的にはできないことです。
理由はカッティングステッカーはシート自体が薄い塩ビシートであるため、シートを剥がす際に伸びたり切れたりするからです。また納品時と異なり転写シートも付いていない状態ですので、なんとか上手く剥がせたとしても、施工する際にシートがヒラヒラと動いてしまい、上手く貼れないと思います。以上の理由から再利用できない前提で取り扱いください。
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- 〇〇に貼る場合、何色が見やすいですか?
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例えばガラス面に貼る場合です。ガラスは透けての向こう側が見えますが、背景となる向こう側が暗いのか明るいのかで、かなり見え方が変わってきます。明るくて白い壁が透けて見えているのであれば、黒色や赤色などハッキリとした色が映えて見えます。逆にガラスの向こう側が暗い背景となっている場合は、白色など明るい色が見えやすいです。
こればかりは実際に貼って確認するのが一番確実ですので、無料サンプルをご活用ください。約2cm角のカラーチップでしたら、10色まで無償で提供させていただいておりますので、色々な色をお試しいただけます。ご希望の際は以下のページから請求してください。
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- ○○に貼ることはできますか?
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カッティングステッカーはどんな素材にも貼る事が出来るわけではありません。すべての施工面を網羅しているわけではありませんが、貼れる場所・貼れない場所を行っております。ご希望の施工面に近い質感のものを探してご確認ください。
貼れるかどうか確認する方法
無料カラーサンプルもご用意しておりますので、無料カラーサンプル請求フォームからお取り寄せの上、実際に貼って試していただくのが一番確実です。
お急ぎの場合は簡易な確認方法として、セロハンテープで試す方法もございますのでご参照ください。
検索キーワード:階段、踏み面、
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- LED電球へ直接貼り付けても大丈夫ですか?
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LED電球へ貼る場合は常に高温になることも想定されます。 カッティングステッカーは高温に弱いですので、電球へ直接貼り付けることは安全面などからみておすすめできません。
8500電飾用シートは屋外電飾看板に貼った際に、光をよく通して発色が良いという特性のシートですので、電球など熱を持つ光源などに直接貼り付ける用途だと、最悪発火などの事故につながることも危惧されますのでお控えください。
例えば651標準シートの場合でも、メーカー公表データで耐熱性はアルミ板に貼って-40℃から+80℃まで変化無しとなっておりますが、 データはあくまで参考データであり、熱源に貼ることへの保証データではありませんのでご注意ください。
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- 貼った後にすぐに剥がれてきてしまうことはありますか?
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通常、すぐに剥がれてしまうことはありません。
貼った後にすぐに剥がれてしまうのは、恐らく貼り付ける施工面とカッティングステッカーとの相性が合わないために剥がれてくる、もしくは、貼る際の盤面の拭き取りなどの掃除が不十分であったために油脂や埃などが入り込み粘着力が弱まってしまったことが原因であることが考えられます。
剥がれてくる原因が貼り付ける施工面にある場合は、カッティングステッカーを貼ること自体が困難なので、事前に施工面との相性の確認を行い、拭き取りの掃除などを充分に行ってください。
商品の初期不良等の場合を除き、貼り付ける施工面の問題による交換・返品は承ることが出来ませんので、ご注意ください。
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- カッティングステッカーを窓ガラスに貼ると室内は暗くなりますか?
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基本的に、『8500電飾用シート』以外は、光を通さない素材ですので、窓全面を覆うと、外光が遮られ室内が暗くなってしまいます。
デザインが窓に対して部分的であったり、文字などがワンポイントでしたら、影響は少ないかと推測されます。
『8500電飾用シート』の場合も、光が通るので室内が充分明るくなるわけではなく、カッティングステッカーの裏から電飾で光を当てた際に光をよく通すので発色が良く、看板を点灯した際に文字やデザインがよく目立つという特性です。
そのため、スモークガラスのように窓全面を覆ってしまっても充分光を通すというわけではありませんので、ご注意ください。
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- ガラス面に貼る際は外側と内側のどちらに貼るべきですか?
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施工自体は内側・外側どちらから貼っていただいても問題ありません。
できること・できないことにて内張りのメリット・デメリットをまとめました。施工環境・好みに合わせて判断を行ってください。実際のお写真で比較したい方は下記URLの写真をご確認ください。
検索用
内張り、内貼り、鏡文字、左右反転、ガラス、アクリル
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- ヘルメット等の曲面部分に貼りたいのですが、シワにならないように貼ることは可能でしょうか?
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貼り付ける実物やカッティングステッカーのデザインによって変わってまいりますので、一概には言えませんが、
ドライヤーで温めながら貼るとカッティングステッカーが柔らかくなりある程度伸びるので、曲面に沿って貼ることは可能です。
しかし、デザインが切れ目のない正四角形・長方形など接着面積が多いデザインですと、無理が生じることと、
この方法に慣れた方でない場合は、シワがよってしまう可能性が高いので、あまりおすすめできません。
デザイン自体や、文字と文字の間に空白部分がある場合は、曲面に貼る際に生じたシワを余白の部分の転写シート部分に集めるようにして貼り、シート部分をなるべくしわらないようにして貼ることによって、ある程度は回避できます。
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- 窓ガラスに貼ろうとしていますが、適してますか?
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窓ガラスの表面の加工などにもよりますので、一度、市販のセロハンテープなどで試して頂くことをお勧めします。
セロハンテープがツルッとした面(表面がフラットなガラスや空き缶など)に貼って剥がす時と同じ粘着力で貼り付くかを
試していただけますようお願い申し上げます。
すりガラスやフロストガラスのような表面がデコボコしている場合、後々に剥がれる恐れがございますので、
ご注意いただきますようお願い申し上げます。
表面がツルッとしたフラットなガラスの場合は、弊社取扱のカッティングステッカーはどの種類でも問題なく貼ることが可能です。