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Photoshopのシェイプレイヤーでaiデータとして入稿できますか?

結論から申しますとAdobe Photoshopのシェイプレイヤーで作成したpsd形式のデータファイルを、aiデータの代わりとして入稿することはできず、画像データでの入稿扱いとなります。理由は以下です。

テストを行いました

動作確認環境
検証に使用したデータ:test.psd
mac OS 12.4
Adobe Photoshop 2022(23.4.1)
Adobe Illustrator 2020(24.3.1)

Photoshopのシェイプレイヤーを使用すると、ベクトルシェイプの描画(パス)が可能で、保存されたpsdファイルはIllustratorで開くことができ、ベクトルシェイプも保持されて開くことができます。

Photoshopのシェイプレイヤーでaiデータとして入稿できますか?

画面右上にある太い曲線はピクセル(ラスター)、画面中央と右下の四角はシェイプ(ベクター)です。太い曲線と右下の四角はアートボードからはみ出た状態でpsd形式で保存しました。

Photoshopのシェイプレイヤーでaiデータとして入稿できますか?

Illustratorで「レイヤーをオブジェクトに変換」を選択してpsdデータを開きます。「複数のレイヤーを1つの画像に統合」を選択すると1枚画像になります。

Photoshopのシェイプレイヤーでaiデータとして入稿できますか?

保存されたpsdデータをIllustratorで開いた状態です。見た目はアートボードの位置でオブジェクトが切れていますが、選択してみるとアートボード外にもオブジェクトがあるのがわかります。

Photoshopのシェイプレイヤーでaiデータとして入稿できますか?

アートボードからはみ出たオブジェクトは複合シェイプが適用された状態でした。パスファインダーから複合シェイプを解除すると、上図の様にPhotoshopで作成した時の色とは黒色になりました。元々のアートボード自体もオブジェクトに置き換わっているようです。また右上の太い曲線はピクセル(ラスター)で描写していたので画像になっておりますが、クリッピングマスクは掛かっておらず、アートボード外の部分は削除されていました。

まとめ

あくまでご自身のPC内のみで作業する場合は、デザインデータの確認をご本人が行えるため大きな問題は起こらないと思います。しかしクワックワークスのようなデータ入稿をして利用するサービスの場合、データチェックの際にデザインデータの正常な状態がわからないため、画像データでの入稿扱いとさせていただいております。完全な互換性がない以上、データの性質をご理解いただきますようお願いいたします。

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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