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QRコードはカッティングシートで作れますか?

QRコードのデザインでも作成可能ですが、施工面との相性に注意が必要です。

制作サイズ

QRコードは1mm以上
弊社で制作できる最小サイズは0.5mm角ですが、QRコードを構成する1つの粒を0.5mmに設定すると角が角ばらなかったり若干丸みが出たりと、形状に影響を及ぼす事がありカメラで読み込みへの影響が考えられます。これは無数の0.5mmという極小サイズの四角形を一切ズレることなくカットすることが困難であるためです。そのためQRコードの場合は、最低でも1粒が1mm角以上になるようにデータの作成してください。1粒が角ばっていないデザインのQRコードでも同じです。

上図のQRコードの場合、1粒を1mmにするとQRコード全体のサイズは約2.5cm×2.5cmとなりました。定規で確認すると、かなり小さく作成できることがお分かりいただけるかと思います。しかし1mmで作成できるといいましても、粘着面が1mm角しかないカッティングシートです。屋外使用や何かに擦れるような環境下で使用する場合はもっと大きなサイズで制作しないとすぐに剥がれてしまう恐れがあります。逆にいうと屋内で何も擦れたりしない状態を維持できるのであれば、このサイズでも十分な期間安定して使用できます。

施工面との相性

QRコードの色比較

1行目:2色のシートを使用してQRコードに背景を付けたデザイン。施工面との相性を気にせずにQRコードと背景のコントラストを強めることができます。
2行目:背景をシートとして残してQRコード部分をくり抜いたデザイン。
3行目:背景は付けずにQRコードをシートとして残したデザイン。

貼り付け施工面がガラスやアクリルなどの透明の素材の場合、背景(透き通って見える向こう側)によってはQRコードがカメラで読み込まれないことがあります。例えば白色シートでQRコードを作って、透き通って見える背景も白い場合、QRコードとのコントラストが弱くなり(=QRコードと背景の差が曖昧)カメラでQRコードが正常に認識しないという状態です。他には透き通って見える背景に色がたくさん(物が多いなど)の場合も読み取りづらくなる原因となります。

昼間と夜間では太陽光と室内の照明で背景となる室内の見え方も変わります。昼間の営業時間帯が長い場合は昼間の見え方でテスト、夜間営業であれば夜間の見え方に合わせてシートカラーを決定すると良いでしょう。

カメラでの読み取りがどうしても難しそうな場合や心配な場合は、上図の上段左、上段中央のようにQRコードに背景をつけることで、コントラストを飛躍的に上げることができます(2色仕様での制作)。

なお背景が透けない施工面であれば、背景とのコントラストがハッキリするシートカラーを選択いただければ問題ありません。

事前確認の方法

無料カラーサンプルを用意しておりますので、実際に施工面に貼ってコントラストを確かめてください。またカラーサンプルを実際に作成するQRコードの1粒の大きさにハサミで切ってみると、よりイメージしやすいと思います。

また制作実績のページではQRコードを貼られている作例や、ガラス面に貼られている作例の写真がございますので、どのような見え方になるか大変参考になると思いますので、制作を検討されている方は是非ご覧になってください。

弊社で制作する際の検品

検品の際にデザインに欠損がないかカメラで読み取りチェックは行いますが、お客様がご利用する環境での正常な読み取りを保証するものではありません。施工後に施工面との相性等で読み取りができなかった場合でも、デザインに明らかな欠損等の不備が無ければ無償での再制作は承ることはできませんのでご注意ください。

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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