どんなデザインだとトリミング代が高くなりますか?
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端的にいえばトリミング代は作業賃ですので、通常よりも作業に時間が掛かるデザインだとトリミング代が高くなります。作業とは機械によるカット、カス取り(不要な部分を剥がす)、検品の時間です。
デザイン全体を見渡して、細かい部分があっても、他に大きい余白がある場合は相殺してトリミング代をいただかない場合もあります。あくまでデザイン全体の作業密度で判断していますので、以下の例が全てに当てはまるわけではないことを御理解の上、お読みください。
細かいデザイン
例えば上記の2つのデザインの1文字のサイズが同じだった場合、全体のサイズ自体は違いますが、1デザイン(1シート)として仕上げるのに、かなり時間の差が生じるのは想像いただけると思います。特に文章の場合はトリミング代が800円/枚~と高額になる事が多いです。1枚目の「坊っちゃん」だけのデザインであれば、細かいフォントですが文字数も少ないため、トリミング代は必要ありません。
フォントの違い
上図は同じ文章ですが、フォントが違います。2枚目は明朝体で文字を構成している線が細く、どうしても製作工程で文字の位置がズレやすいデザインです。また太いフォントと細いフォントでは、文字の中にできる”隙間”の形状も異なってきますので、より細いフォントで構成されているデザインの方がトリミング代が必要になったり高くなる傾向にあります。
同じデザインのサイズ違い
上記2枚のデザインは、同じデザイン内容でフォントも同じですが、サイズが違います。この場合、やはり小さいサイズの方が作業は難しいため、トリミング代が必要になったり高くなる傾向にあります。
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。