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外貼りと内貼り(左右反転)はどちらが良いですか?

基本的に外貼りをオススメします。
内貼りで貼る場合、ガラスに色が付いていると色の付いたガラス越しにカッティングシートを見る事になってしまうのが理由です。そのため特に理由がない限り、施工面の影響を受けない外貼りを推奨します。

外貼りと内貼りの違い

外貼りと内貼りの違い

  • 外側からデザインを反転せずに貼るのが「外貼り」。カッティングシートの基本的なデザイン構造です。
  • 室内からデザインを左右反転したものを貼るのが「内貼り」。ガラスやアクリルなどの透ける施工面に貼る際に使用します。

以下、例として施工面がガラスの場合を紹介します。

外貼り(デザインの反転なし)

外貼りはスタンダードなデザイン構造です。シートの表側がデザイン正面になります。ガラスの色味の影響を受けないため、シート本来の発色や質感が感じられ、内貼りと比べて存在感があります。屋外で風雨に晒されるため、内貼り(室内から貼る)に比べると、やや表面に汚れ・ホコリ等が付きやすいです。一度施工してしまえば、埃が表面についても粘着が弱まることはありませんが、表面についた汚れをとるために掃除で何度も擦ると、結果的にカッティングシートの細い部分・細かな部分などは剥がれやすくなります。

外貼りが適しているシーン

適していないシーンや内貼りが適しているシーンを除き、基本的に外貼りの仕様で貼ることをオススメします。

外貼りが適していないシーン

高所に貼る
施工位置が建物の2階以上のガラスの表側から貼るには、作業用の足場を組まなければならず、素人の方が作業するには難易度が高いです。この場合は内貼りを検討した方が良いでしょう。

デザインが細かい
デザインの細かい部分を何度も掃除(拭き取り、水洗いなど)すると、剥がれやすくなります。

内貼り(デザインを左右反転)

内貼り、鏡文字と呼ばれています。
デザインは左右反転し、ガラスの内側から貼り付けます。すると外側から見た際に文字が正しく読める仕上がりになります。デザイン正面から見た際には、ガラスを挟んでステッカーの粘着面が見えている状態です。外側から見るとカッティングシートの凹凸は見えず、ガラスと一体化して見えるため、主張が少ない上品な印象です。また外貼りに比べ、汚れが付着し辛い環境のため長持ちします。

内貼りが適しているシーン

高所に貼る
前述のとおり外貼りでは、高所に貼るのは難易度が高いです。そのためガラスの裏側(つまり室内)から内貼りするのがオススメです。

室外環境の汚れが気になる環境
汚れが付きにくく、影響が少なく掃除などがしやすいので、長期的に見て長持ちしやすいです。

内貼りが適していないシーン

ガラスに色が付いている
多いのが車の窓ガラスが、スモークガラスやUVカットガラスなどで色がついている場合です。内貼りをすると、色のついたガラスを挟んでカッティングシートを見ることになるため、外側からはカッティングシートが殆ど見えなくなります。

網入りガラス
ビルの窓などでよく見られる格子状の網が入ったガラスです。内貼りすると、この網とガラス越しにカッティングシートを見ることとなりますので、とても見づらくなります。

マット系カラーを使用したい
651標準シートのマット系カラーや、8500電飾用シートなどを使用する場合、シートの表面は艶消しですが、裏面は艶ありの粘着面です。そのため艶消しの表面としたいのであれば、外貼りである必要があります。またシートの表面と裏面の色が異なるシートもありますので、各シートの色見本ページからご確認ください。

デザインが大きい(目安:A3以上)、施工作業に慣れていない
デザイン正面は粘着面を見ますので、もし施工の際に気泡が入ってしまうと目立ちます。気泡は多少でしたら時間経過とともにある程度は馴染んで目立たなくなりますが、デザインが大きかったり施工作業に慣れていない場合は、外貼りの方が良いと思います。気泡が入りずらい施工方法として、「ウェット・水貼り」がありますが、通常の貼り方である「ドライ」に比べると少し慣れが必要です。

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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