カッティングシートのポテンシャルを引き出した、丁寧な塗装

投稿:2020年08月26日 更新:2022年10月27日
HONDA GOLLIA(バイク)のフューエルタンク
HONDA GOLLIA(バイク)のフューエルタンク 拡大
HONDA GOLLIA(バイク)のフューエルタンク 斜め

お客様からのメッセージ

QUACK WORKS
ご担当者様

3月頃にカッティング出力をお願いした**と申します。
その節は大変迅速・丁寧にご対応くださり、ありがとうございました。

出力していただいたデカールを使用したバイクのタンク塗装が仕上がりましたのでご連絡いたします。
添付にてお送りしますように、非常に高品質なデカールを作成していただけましたおかげで、
塗装もとても綺麗に仕上がりました!

具体的には以下の通りです。

まず今回は「651標準シート」と「CS200ブラック」の2種類で依頼しましたが、
採用したのは「651標準シート」の方です。

タンクの元の塗装をサンドブラストにて剥離後、サフェーサーで地肌を整え、
ベースにホワイト塗装を施し、さらにイエローで塗装してあります。
(一度ホワイトを塗るのは、イエローの発色を良くするためです)

イエローの乾燥後、制作していただいたデカールを貼り、その上からウレタンのクリアーを3回塗っています。
「3回」というのは塗面を厚くするためで、分厚く塗ったクリアーが完全に乾燥した後、
デカール周辺を中心にデカールと塗面の段差がなくなるまで研ぎ出し、
段差がなくなった後にもう一度クリアーを塗り重ねて完成しました。
(少々写真が暗くなってしまいましたが、添付IMG_03.jpegでご覧いただける通り、
窓の映り込みが歪むことなく、平坦に仕上がりました!)

この度はどうもありがとうございました!
元々はメーカー純正のデカールが廃盤になり、入手が困難なために制作を依頼したのですが、
おかげさまで純正を超える、想像した以上の仕上がりになり、大変満足しております。

機会がありましたら、ぜひまたよろしくお願いいたします。

つやつや輝くイエローのバイクのタンクに、「ブラック(マット)」のカッティングシートでデザインした「GORILLA」という文字。地色のイエローを生かして、影のように「ブラック(マット)」を使用することで立体感が出ています。この仕上がりにするために、ご依頼主様は丁寧な作業を繰り返されたんですね。

タンクの元の塗装を剥がし、サフェーサー(塗装の下地)を塗り、イエローの塗装をする前にホワイトを塗る。そこにカッティングシートを貼って、ようやく完成……かと思いきや、まだまだ! 上からウレタンのクリアーを塗って(しかも3回)、段差がなくなるまで研いだ後に、再度クリアーを塗ってフィニッシュ。丁寧で地道な作業があったからこそ、この美しさになるというわけです。確かに平坦な仕上がりなので、どの角度から見てもスマート。詳しい工程をお知らせいただき、ありがとうございました!

今回は2種類のカッティングシートをご注文いただきました。ちなみに、ご使用にならなかった「CS200シート」はしっかりとした厚さで、とても丈夫。機会がありましたらこちらもぜひ使っていただき、感想などお聞かせいただけるとうれしいです。そしてそして、メーカー純正のデカール(シール)を超えたとまでおっしゃっていただけたこと、感激です! またご依頼いただけることをお待ちしています。

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