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【DIY初心者必見】シールのコーティング方法をご紹介

近年ブームになっている「シール」。パソコンなどの小物や車など大きな物までデコレーションすることができます。しかし、シールは経年劣化とともに剥がれてしまう可能性があるため、気に入ったデザインのシールがあっても剥がれることを考えると「貼るのはちょっと・・・」なんて気が引けてしまう人もいるのではないでしょうか?
実は、シール貼った直後にコーティングすることによってシールの劣化スピードを軽減させることができるのです。意外と実施をしていない人が多い、シールのコーティング。このサイトでシールのコーティングについて学び、実践してみましょう!

コーティング材の種類

コーティング

今回、3種類のコーティング材をご紹介いたします。
まず、「保護シール」です。これは透明のシールで、お好きなシールの上から貼るタイプです。お好きなシールの劣化を食い止めることができるため、シールを絶対に傷めたくない方にオススメのコーティング方法です。シールの上から貼るため、見栄えとしては二重に見えてしまうのが欠点ですが、透明のシールなのであまり気にならない方には非常にオススメの方法です。PC含む電子機器など、水分や塗装粒子が入ると壊れてしまう可能性のあるものに使用すると良いでしょう。

次に「スプレー」をご紹介します。これは「トップコート」と呼ばれる透明のスプレーで、シールの上から吹き付けるタイプです。シールの上に薄い塗膜を貼ることによって、シール自体の傷防止や剥がれ防止をすることができます。また光沢が出るタイプと出ないタイプの二種類があるため、仕上がりの質感を選べる点がメリットと言えます。保護シールと比べると、塗膜が薄い分コーティング力は劣りますが、自然に仕上がるため一番使用される方法です。こちらは自転車や車など、外で使用するものにステッカーを貼った場合に使用すると良いでしょう。

そして、最後に「ニス」をご紹介します。これは液体状になっているトップコートのことで、スプレーよりも保護力が高い方法です。基本的にハケを使って塗るため塗膜の調節が可能です。特に小さいシールや細いデザインのシールの場合に適しております。ニスには光沢があるため、仕上がりは少し輝きを増す傾向にあります。こちらはプラモデルの部品にシールを貼るときなど、比較的小さくて剥がれやすいものを貼る際に使用すると良いでしょう。

カッティングシートのコーティング方法をご紹介

スプレー

スプレーを使ってコーティングしてみよう!

今回はカッティングシートを、スプレーを使ってコーティングする方法をご紹介いたします。

1. カッティングシートを貼る

大きなシートを貼る場合は「水貼り」にて、小さなシートを貼る場合は「ドライ貼り」にて施工しましょう。
カッティングシートの貼り方については以下のページをご参考ください。

【DIY初心者必見】デカールにトップコート?シール保護のオススメを紹介!

貼り方(ドライ)

剥がし方

2. トップコートを吹く

シートに対し、吹き付けを行います。
基本的に上部の端から左右に均等に吹き付けて、徐々に下部に移動する流れです。あまりにも近くから吹き付けると、ムラになりやすいので、距離を確認しましょう。目安は20センチほどですが、スプレーとシートの離隔距離はスプレーの使用用途に沿って施工することをお勧めします。

これさえ気をつければ大丈夫!作業するときの注意点

作業を行う際の注意点は以下の2点です。

  • カッティングシートの仕上がりに細心の注意を払う
  • 換気ができる場所で作業をする

カッティングシートを「修正したい」と思ったとき、トップコートをする前であれば貼り直しが可能ですが、トップコートをしてしまうと修正ができなくなってしまいます。また、水貼りを行なった際には十分に乾燥をさせてからトップコートを行わないと、水が抜けず後々仕上がりが悪くなる場合もあります。トップコートを塗る前にカッティングシートの仕上がりを十分に確認しましょう。
また、トップコートを吹き付ける際などは換気が必要です。室内で行う際には窓を開たり換気扇の下で作業を行うなどして、換気をしながら作業することを心がけましょう。樹脂系の成分を含むため匂いが強く、吸い込みすぎると危険です。十分に注意を払いましょう。

シールをコーティングするメリット

コーティング

シールをコーティングすることによって挙げられるメリットは「シール自体が長持ちする」ということと「対象物とシールとの馴染みが良くなる」という点です。
コーティングとは本来傷をつきにくくするものですが、傷がつきにくくなることによってシール自体の寿命が伸びるため、長い期間シールの状態を楽しむことができます。
またコーティング材の選び方では撥水効果も期待できるため、屋外で使用するものにもシールを貼ることができます。また、シールとシールを貼る対象物をコーティングすることによって、お互いの馴染みが良くなります。このことにより統一感を生むことができるため、コーティングをしない時よりも仕上がりが綺麗になります。光沢や非光沢を選び、自分のお好みの仕上がりに出来るということも非常に嬉しい点です。

まとめ

本来シールとは、水のかからない屋内用として使用されることが多いですが、最近ではバイクのヘルメットや車などにも貼る人が増えているかと思います。特に細かいデザインのカッティングシートを貼る際には、印刷ステッカーと比べると引っかかる部分が多くなりやすいため、トップコート剤を使用しコーティングすることでそういった不安点を克服し長期に渡りシールを楽しむことができます。ご自分の用途に合わせてコーティングを選び、シールを楽しみましょう!

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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