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【DIY初心者必見】デカールにトップコート?シール保護のオススメを紹介!

デカールとは印刷・加工工程を終えた転写するだけのシートのことを指します。最初はプラモデルに貼るステッカーのことをデカールと呼んでいましたが、今では車などに貼る転写シートのことも「デカール」と呼び、広義の意味で使われています。このページでは、デカールに関する基礎知識やデカールを行うにあたって必要なトップコートについて、詳しくご紹介いたします。

デカールの種類をご紹介!

分類

  • ウォータースライドデカール(水スライド式転写シール)
  • ドライデカール(インスタントレタリング)
  • 耐水デカール(水転写シール)
  • 熱転写デカール(アイロンプリント)
  • シール・ステッカータイプ
    Wikipediaデカールより引用

デカールは大きく分けて5種類存在します。その中に「シール・ステッカータイプ」があります。これは一枚のシートに希望するデザインが印刷されており、剥離紙を剥がして貼るタイプのことを指します。いわゆる一般的なステッカーですので、施工は最も簡単であり、印刷をして作成するため一枚のシールに対し多くの色を使うことができます。しかし、車などに貼る場合、車体との一体感が取りにくい点があります。

またデカールという言葉自体が、かなり広義で使用されおり、車業界などでは、文字や柄などをバラバラの単体で作成し、糊付きのシートを使って貼るタイプのことを指すそうです。つまり「カッティングステッカー」の事です。カッティングシートの施工はシールのように貼るだけではなく、貼る際に一文字ごとバラけているので(デザイン部分以外は何もない状態)、車体との統一感が期待できる点がメリットと言えます。カッティングシートの構造図は以下のページに記載していますので、合わせて御覧ください。

カッティングシート

デカールにトップコートを行うメリットとは?

デカールは、基本的にシート面の糊を使って対象物に接着しています。しかしシート面の糊は経年劣化が生じるため、長期で貼り続けた場合、四隅から剥がれてしまうことが予想されます。そこでデカールを行なった際に「トップコート」を行うことで、長期にわたりデカールの状態を維持することができます。
特に、カッティングシートなどデザインがバラけている(1枚ものではない)デザインを貼る際には、必要な工程であると言えます。
また、光り方が対象物とデカールで異なり、材質によっては一体感が感じられないことがあります。そこでデカールの上からトップコートを行うことで対象物とデカールの光り方を揃えることができ、統一感を得ることができます。
シートの保護と見た目の統一という観点から、デカールを行なった際にトップコートをすることは一石二鳥であると言えるでしょう。

デカール・トップコートの作業方法とは?わかりやすく解説!

違い

用意するもの

カッティングシートを貼るために用意するものは下記の通りです。

  • トップコート材:初心者の場合、スプレータイプが均一に仕上りやすいためオススメです
  • 脱脂スプレー
  • カッティングシート:カッティングシートは、耐久性年数や大きさ・色など様々な種類のものがあります。用途によって大きさや色など選ぶとよいでしょう。
  • マスキングテープ:カッティングシートを施工する際の位置決めに使用したり、転写シートの代わりとしても使うことができます。
  • 転写用シート:カッティングシートを転写するときに使います。
  • デザインナイフ:カッティングシートをカットするときに使います。
  • ハサミ:マスキングテープや転写シートを使いやすい長さや大きさにカットするときに使います。
  • カッターマット:カッティングシートをカッターやデザインナイフでカットするときに下に敷いて使います。
  • コピー用紙:デザインを描いたりデザインをプリントしたりするときに使います。
  • スティックのり:カッティングシートにデザインを貼り付けるときに使います。
  • ピンセット:デザイン(コピー用紙)を剥がすときに使います。
  • ケガキ針:カッティングシートを自作する際のカスを取り除くときにケガキ針を使用します。
  • スキージー:カッティングシートに転写シートを圧着するときに使います。
  • 霧吹き:水貼りをする場合に使用します。

作業手順を紹介!大判のデカール(カッティングシート)を施工するときー水貼りー

シート作業には「ドライ貼り」と「水貼り」の2種類があります。
基本的にシート面が小さい際には「ドライ貼り」を行い、シート面が大きい際は「水貼り」を行います。今回は「水貼り」にて、デカールの施工方法を学びましょう。

  1. 貼り付け面を洗浄する
  2. 位置を決定させるシートを裏返しにし、台紙(剥離紙)を剥がす。ポイントは絵柄が転写シートに写っていることを確認しながらゆっくりと台紙(剥離紙)を剥がします。
  3. 霧吹きを使って、転写シートと施工面に水をかける
  4. 転写シートを貼り、スキージーを使って水を抜く。ポイント:シートを対象物に貼り、水と空気を抜きます。中心から外側に押し出すようにすることで綺麗に貼ることができます。
  5. 乾燥させ、水が完全に飛んだら転写シートを剥がす
  6. 上からトップコートを塗る。ポイント:デカールから15〜30センチほど離して吹き付けます。距離は使用するトップコートの要領を守って行うようにしましょう。

貼り方(ウェット・水貼り)

小さいシートを貼る場合は、ドライ貼りを行います。ドライ貼りは(4)の水を吹きかける工程を割愛しますが、他の流れは水貼りと同じです。ドライ貼りの方が比較的簡単であるため、シート貼りを初めて行う方はまずドライ貼りから初めてみましょう。

貼り方(ドライ)

トップコートを塗るときに気をつけるべきポイント

ミスト

気をつけるべきポイントは以下の二点です。

  • デカール(カッティングシート)、施工面が完全に乾燥した状態で施工する
  • ホコリが入らないように注意する

デカールを水貼りした場合、乾燥が完了していない状態でトップコートをしてしまうと、水分が蒸発されず、剥がれやすくなる原因になります。特に冬場は気温が低いため水分の蒸発が遅いため、状況によっては1週間くらい様子を見てから施工することをお勧めします。兎にも角にも乾燥させることが必須です。
また、トップコート施行中にホコリが入ってしまうと、取ることが難しく仕上がりに支障をきたすため、外部で作業する場合は風の弱い日に施工した方が良いでしょう。

面倒なことはクワックワークスが引き受けます!

弊社クワックワークスでは、カッティングシートの製造から納品までを承っており、専用のフォームからデザインさえお送りいただければ、すぐに貼り付けられる状態で納品させていただきます!オリジナルデザインのカッティングシートが1枚から制作することができるのです!

はじめての方のページではできること、できないことが書かれていますので、ぜひ一度ご覧いただければ幸いです。
また制作実績のページには、今までご注文いただいたお客様が実際に施工された後の写真を沢山掲載させていただいておりますので、ご参考にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?デカールの基礎知識とトップコートについて理解を深めることにより、より作業の幅が広がったのではないでしょうか?この知識を身につけるとシールなど別のものを貼る際にも応用ができるため、DIYの幅も広がること間違いなしです。是非試してみてはいかがでしょうか。

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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