カッティングシートのDIYに必須のカッティングマット!種類や選び方を解説
カッティングシートでDIYをしたいときに、必須のアイテムであるカッティングマット。それほど意識しない人もいるかもしれませんが、実はカッティングマットにはさまざまな種類があります。材質や種類による特性を知っておくことも大切です。カッティングマットの種類や選び方などを解説していきます。オススメのカッティングマットと合わせて参考にしてみてください。
カッティングマットの種類と選び方
カッティングマットはカッターマットとも呼ばれ、カッターを使った工作のときには必須のアイテムです。カッターを使うときには、わざわざカッティングマットを用意するのも面倒だし、雑誌や段ボールなどで代用しよう、と考える人もいるかもしれません。ただ、安全面や耐久性を考えるとカッティングマットを使う方が安全です。
カッティングマットを使うメリット
カッティングマットは、机に傷をつけないというメリットはもちろんですが、カッターの刃が滑りやすくするなど、機能面でも優れているメリットがあります。また、カッティングマットは使うことでカッターの刃を保護するメリットもあります。カッティングマットを使ったDIYには必須のアイテムです。
カッティングマットの種類
カッティングマットはオルファやコクヨ、ナカバヤシ、プラスやミワックスなどさまざまなメーカーから発売されています。また、サイズはA3やA4、A判サイズ以外のものなど、さまざまです。さらに、カッティングマットは主に塩化ビニール樹脂と再生オレフィン樹脂の2種類の素材があります。カッティングマットを選ぶときには、数ある種類の中から好みのものを選びたいところです。
カッティングマットの選び方のポイント
カッティングマットを選ぶときには、いくつかのポイントを抑えておきましょう。
1. サイズ
まずは使いたいものよりも、一回り程度大き目のカッティングマットを選ぶことです。切りたいもの(シートなど)のサイズとマットのサイズに差がないと、万が一カッティングシートからカッターがはみ出して切ってしまったときに、机などを傷つけてしまう可能性があります。マットの部分には余裕のある方が安心して使えるでしょう。迷ったときは、A4やA3などの大き目のものをオススメします。それぞれ、A4は230×320mm、A3は300×450mmと余裕のあるサイズです。
2. 素材
素材による違いを知っておくことも必要になります。カッティングマットの素材は基本的に塩化ビニール樹脂と、再生オレフィン樹脂の2種類です。まず塩化ビニール樹脂は素材自体に伸縮性があります。塩化ビニール樹脂のカッティングマットは、カッター跡などが自然に修復され目立たなくなっていくこともあり、カッター跡による凸凹が目立たなくなるのが利点です。
一方で、素材自体は温度変化に弱いため、熱いところでは変形したり、寒いところでは強度が下がったりするなどの欠点があります。塩化ビニール樹脂は昔から使われている素材ですし価格も比較的安価で100円均一にも売っています。
再生オレフィン樹脂のカッティングマットは、耐熱性にとても優れています。耐熱温度は100~120℃程度といわれていますし、寒いときにも強度が変わらないため、使い勝手はいいでしょう。廃棄時にもダイオキシンが発生しない新素材のため、環境にも優しい利点もあります。ただ、価格は塩化ビニール樹脂のものと比べると若干高いです。
3. ニーズ
自分のニーズを把握することがカッティングマット選びの3つ目のポイントです。持ち運びしやすいものがいいのか、長持ちしやすいものがいいのか、目盛りの豊富なものがいいのか。あるいはデザイン性のあるものがいいのかなど、自分のニーズを考えてみましょう。持ち運びできるようなものがいいのなら、ふたつ折りのマットがオススメですし、長持ちできるものを選びたいなら、リバーシブルで使えるものがオススメです。
また、色々なサイズのものを作りたいなら、目盛りがたくさんついているものも選べば、切るときのガイドになり便利でしょう。名刺やCD、A5、A6サイズのメモリがあるマットもあるため活用できます。カッティングマットはデザインも豊富です。カッティングマットといえば、青緑のものをイメージする人も多いかもしれませんが、この頃は透明なものや絵柄がデザインされているものなど、カッティングマットにはさまざまなデザインのものがあります。ニーズをハッキリさせていけば、自分に合ったカッティングマットを選べるでしょう。
オススメのカッティングマット
まず、ショッピングサイトなどで評価が高い「オルファ」のカッティングマットをオススメします。オルファのカッティングマットはいくつかの材質で重層構造にしたマットです。軟質の塩化ビニールで硬質塩化ビニールをサンドした構造であったり、軟質のオレフィン系樹脂と滑り止めマットで、硬質塩化ビニール樹脂をサンドした構造であったりなど3層構造が主流。このような重層構造にすることで刃滑りがソフトになるため、刃が摩耗しづらくていいと評判です。
また「タミヤ」の「クラフトツールシリーズ」には細かいメモリがついていますので、カッティングシートを使って細かい細工をしたい人にはオススメです。プラモデル工作用だとのことですが、カッティングシートでステッカーを作ったりするときには役立ちます。
さらに「ナカバヤシ」のカッティングマットには、折りたたみ式のものもあります。鞄に入れても運びがしやすいと高評価。環境に配慮した再生オレフィン系樹脂を使っている点もポイントが高いようです。
自分にあったカッティングマットを選んでカッティングシートDIYを楽しもう!
さまざまな種類があるカッティングマットは、カッティングシートで工作をする際には、必須となるアイテムです。カッティングマットの選び方について、サイズや種類、自分のニーズの観点から説明してみました。合ったものを選べば、工作が楽しくなること間違いなしです。ぜひ好みのカッティングマットを探してみてください。
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。