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【カッティングシート】和紙転写シートの特徴と使い方とは?詳しく解説

転写シートとは、カッティングシートを貼るためにカッティングシートを一時的に転写させるシートのことを指します。主にカッティングシートを施工するときに使用され、転写シートを使うことでバラバラの切り文字を同時に貼ることができ、切り文字を貼る際にはマストアイテムといっても過言ではないほど重要な存在なのです。
本日は、そんな転写シートの中でも安価で伸縮性の高い「和紙タイプ」についてご紹介いたします。この記事を読むことで、和紙タイプの転写シートに関する知識が付くだけでなく、他の転写シートの特徴や、転写シートの使い方などを知ることができます。

そもそも和紙転写シートとは?

和紙転写シート
転写シートはアプリケーションシートとも呼ばれ、和紙タイプの他に透明フィルムタイプとエンボスフィルムタイプがあり、用途によって使い分けます。
和紙シートは、透明フィルムシートと比べると伸縮性が高く曲面や凹凸面に施工するのに向いています。他のシートと比べても安価で手に入りやすいですが、ロール販売がメインの商材なため少量での購入が難しく、どちらかというとプロ向きという印象です。
メーカーによって和紙転写シートの詳細は異なりますが、だいたい3段階の粘着レベルに分かれており、貼るシートの厚さに応じて粘着レベルを強・中・弱の中から選びます。0.1mm厚以上の厚手シートを貼る場合は強粘着転写シートが良く、0.1mm以下のカッティングシートやプリントステッカーを貼る場合は中粘着もしくは弱粘着転写シートを選ぶことをオススメします。

和紙転写シートのメリットとデメリットとは?詳しく解説!

ノート
材料には必ずメリットとデメリットが存在します。
和紙転写シートを購入する前に、特徴を把握しておきましょう。

メリット

  • 大量購入の場合、安価に手に入る
  • 施工中空気が入りにくい
  • 伸縮性に優れており曲面や凹凸面も貼ることができる

デメリット

  • 剥離紙がついていないため、他の転写シートより施工難しい
  • 湿気を含むため、管理に手間がかかる
  • 少量の入手が困難である

和紙転写シートのメリットは「ロールで大量購入する場合、安価に手に入る」ことと「施工中、空気が入りにくい」ということ、そして「伸縮性に優れており、曲面や凹凸面にも貼ることができる」という3点です。
和紙タイプは合成紙を使用しており、同じロールタイプの透明フィルムタイプやエンボスタイプと比べても、面積あたりの価格は和紙タイプが一番安く手に入れることができます。
また施工中に空気が入りにくい材料で、且つ紙だからこその柔軟性があるため曲面や凹凸面の施工も可能になり、作業性が高いシートと言えます。
一方でデメリットとして挙げられるのは「剥離紙がついていない」ということと「和紙転写シート自体の管理が難しい」ということです。
剥離紙とは、カッティングシートを貼る台紙のことで、それがないということはロール状になっている転写シートから必要な分を剥がし取り、且つカッティングシートに貼るという作業になります。丁寧に剥がさないとカッティングシートを貼る前に転写シートにシワがよるなんてことも起こり得ます。
また、和紙であるが故に湿気を含みやすいので管理が難しい点と、和紙タイプはロール販売のみのため少量の入手が困難である点が挙げられます。大量にシート貼りをするプロ用という印象が強い商材です。

和紙転写シートの使い方

転写シート

用意するもの

  • カッティングシート
  • 和紙転写シート
  • スキージー
  • マスキングテープ

作業手順

カッティングシートを貼る時の施工手順となります。
詳しくは以下のページをご確認ください。

【DIY初心者必見】カッティングシートのオススメ動画をご紹介!

カッティングシートを貼る際には、下記に注意しながら作業すると綺麗に仕上がります。

  • 空気を丁寧にしっかりと抜くこと
  • 水貼りの場合、完成するまで時間がかかるということを頭に入れておくこと

まずスキージーを使って、カッティングシートと接着面との間に入ってしまった空気を丁寧に抜ききります。中心から外へスキージーを動かすことで、初心者の方でも問題なく作業することができます。また水貼りを行なった場合は水が抜ききるのに時間がかかることを覚えておきしょう。逆をいうと完成したい日から水が完全に抜ききる時間を逆算して施工しなければなりませんのでご注意ください。

ちなみに、和紙転写シートをきらしてしまったとき、比較的小さめのデザインのカッティングシートであれば転写シートの代わりに「マスキングテープ」で代用することが可能です。実は、このやり方は初心者の方でも確実にカッティングシートを貼ることができる方法なので、ちょっとした裏技として覚えておくと役に立つでしょう。

カッティングシートを自作してみよう!

貼り方(ドライ)

転写シートを使用する良さとは?

和紙転写シートの良さ

転写シートを使う良さは「バラバラのカッティングデザインを一気に貼ることができる」という点です。そもそもカッティングシートはデザインに合わせ細かくカットしてしまうため、文章などカットしたシートが多ければ多いほど、貼る手間が増えてしまいます。
しかし、そのカットしたシートを一枚の大判シートに転写することで、貼る手間を大きく減らすことができるのです。
1文字ごと貼っていたら文字の間隔にバラつきが生じるところを、転写シート1枚にまとめることで全体的な仕上がりのバランスも格段に上げることができます。
カッティングシートを施工する際には、重要なアイテムなのです。

クワックワークスでご注文いただいた場合は、転写シートが貼られた状態で納品しますので、届いたらすぐに貼り付ける事が可能です。ぜひご利用いただければ幸いです。

はじめての方

まとめ

様々な転写シートがある中で、和紙転写シートの特徴をお分かりいただけたでしょうか。
そのシートの特徴を知ることで材料選びの失敗が減り、最終的なカッティングシートの仕上がりも綺麗にいくようになります。
他にも透明フィルムシートやエンボス加工が施された転写シートがあるので、気になる方は調べてみると良いかもしれません。少しずつ知識をつけていき、素敵なDIYライフを過ごして行きましょう!

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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