シルエットカメオ4が新登場!スペックや価格、旧機種との違いは?
シルエットカメオとは、オリジナルのステッカーやペーパークラフトに便利なシルエットカメオシリーズ。グラフテック社から販売されている、人気の小型カッティングプロッターです。
2019年10月に、最新機種「silhouette cameo4(シルエットカメオ4)」が発売されました。旧機種のシルエットカメオ3から、どんなアップデートがほどこされたのでしょうか?このページでは、シルエットカメオ4の特徴や価格、シルエットカメオ3との違いなど、気になるポイントをご紹介します。
シルエットカメオ4ってどんなプロッター?スペックや価格は?
新しくなったシルエットカメオは、時代の流れに沿うように新機能を搭載し、さらに便利に進化しています。
2019年10月に登場したシルエットカメオの最新機種
家庭用として定評のあるシルエットカメオシリーズ。2012年に「シルエットカメオ」が発売されてから、2015年には「シルエットカメオ2」、2016年には「シルエットカメオ3」と、どんどんアップグレードしています。そして、2019年10月に発表されたのが、「シルエットカメオ4」です。さらに小型機種の「Silhouette Portrait(シルエットポートレイト)」も同時に発表となりました。
機能はアップグレード、価格は据え置き
シルエットカメオ4の価格やスペックは、以下のとおりです。
価格 | 32,890円 |
---|---|
サイズ | 横幅57.7cm、奥行19.5cm、高さ17cm |
本体カラー | 3色(ホワイト、ブラック、ブラッシュピンク) |
対応シート幅 | 30cm幅以下 |
データ作成ソフト | Silhouette Studio |
Adobe Illustratorからのデータ送信 | 別売りソフト(シルエットコネクト)で対応可 |
bluetooth接続 | 可 |
機能面では高性能化されていますが、お値段は据え置き。かなりお得なアップデートとなりました。
シルエットカメオ4とシルエットカメオ3の違いは?
では、旧機種のシルエットカメオ3から、具体的にどこアップデートされたのでしょうか?大きな違いは、次の5つのポイントにあります。
1.カッティング速度がアップした
1つ目は、シートや紙をカットするスピードが上がった点です。
シルエットカメオ3までの機種では100mm/s(秒速1cm)のカッティングスピードでしたが、シルエットカメオ4では300mm/s(秒速3cm)へと大幅アップされました。今まで時間がかかっていたカッティングも、3倍速になるのはうれしいですよね。
2.タッチパネルがタッチスイッチに変更された
シルエットカメオ3では液晶タッチパネルだった本体の操作スイッチが、光るタッチスイッチに変更されました。
よりスタイリッシュな仕様で、使いやすくなったのではないでしょうか。
3.別売りだったロールストッカー(+クロスカット)が内蔵された
長いステッカーや、同じ色で複数のカッティングをするときは、ロール状のカッティングシートが便利です。ロール状のシートを使う際、ロールをフィードするストッカーが必要になります。シルエットカメオ3までは、ロールストッカーは別売り(税込5,500円)だったのです。
シルエットカメオ4では、このロールストッカーが内蔵されています。本体の下部から引き出して使える仕様にグレードアップ。別売りだったことを考えると、これはうれしい改良ですね。
4.bluetoothが導入された
従来までの機種では、シルエットカメオ本体とパソコンの接続には、USBケーブルが必要でした。しかし、シルエットカメオ4では、bluetoothでの接続が可能になったのです。
bluetoothで接続できると、もちろんケーブルは不要。配線がすっきりするほか、ケーブルの長さを気にする必要がないので、本体から離れた位置のパソコンからでもデータを送信できます。
5.本体カラーが3色から選べるようになった
シルエットカメオ3までの機種では、本体にカラーバリエーションはなく、ホワイト1色のみでした。
シルエットカメオ4では、本体カラーが以下の3色から選べるようになりました。
- ホワイト
- ブラック
- ブラッシュピンク(web販売限定色)
室内のインテリアに合わせて色を選べると、愛着も湧きますね。
シルエットカメオ4のおすすめポイントは?
家庭用カッティングプロッターとして人気のシルエットカメオシリーズ。その使いやすさのポイントは、どこにあるのでしょうか?
機能がシンプルで分かりやすい
なによりも、「使い方が分かりやすい」という点がいちばんのポイントでしょう。見かけることの少ないカッティングプロッターのような専門的な機械は、使い方が難しそうだと思われがちです。
しかし、シルエットカメオ4は、初心者でも分かりやすく、使いやすい工夫がされています。カッティングに特化したシンプルな機能性だからこそ、使い方もシンプル。
カッティングデータの作成には無料の付属ソフト「Silhouette Studio(シルエットスタジオ)」が便利です。本体の設定や送信なども、ボタンひとつでかんたんにできる仕組みになっています。
機能がシンプルなので価格が安い
機能が洗練され、シンプルだからこそ、価格もシンプルです。同等の機能を持つ他社の製品と比較しても、シルエットカメオの価格帯は安めに設定されています。カッティングの機能だけを求めている人にとっては、とてもコスパが良いといえるでしょう。
デザインが良く、家庭のインテリアにもなじむ
従来のシルエットカメオシリーズも、リビングに置いても違和感のないスタイリッシュなデザインでした。新しくなったシルエットカメオ4では、カラーバリエーションも増え、さらにインテリアになじむ外観が採用されています。
本体はシルエットカメオ3と比べてひと回り大きくなりましたが、家庭用プリンターと並べても変わらないサイズ感。家庭での使いやすさが追求されているのは、うれしいポイントです。
まとめ
新しい機能が搭載され、従来機種よりさらに使いやすくなったシルエットカメオ4。特に、カッティングスピードが大幅に上がったことや、パソコンとの接続にbluetoothが使えるようになったことは、かなり魅力的なアップデートですね。ぜひシルエットカメオ4を使って、オリジナルのステッカーやTシャツ、ペーパークラフトなどを作ってみてください。
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
---
上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。