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これを読めば完璧! ウォールステッカーの綺麗な剥がし方を詳しく解説します

気軽に部屋の雰囲気を変えられるウォールステッカーは気軽に部屋のイメージを変えることができる便利なアイテム。今では100円ショップでも入手でき、季節や気分に合わせて部屋の模様替えが簡単にできます。
しかし長期間貼っておいたウォールステッカーを剥がす場合、剥がれやすい下地があります。例えば塗装されていない木材です。またウォールステッカー用でないカッティングシートで作ったシートは耐久性が高いため、クロスを剥がしてしまう可能性が高くなります。このページでは、一度貼ったウォールステッカーを綺麗に、簡単に剥がせる方法を徹底解説します。読んだ後はきっと綺麗に剥がせることは間違いありません!

ウォールステッカーを剥がすのに必要な道具を準備します

まずは道具を用意します。

必須な道具

シール剥がしスプレー
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ドライヤー
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ティッシュ
マスキングテープ
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タオル
Asika ふきん ぞうきん マイクロファイバークロス 強力吸水 速乾 40×28cm 3枚入り ガラス 鏡 キッチン 食器 拭きタオル 台布巾 掃除用品
Asika

あると便利な道具

スクレーパー
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ガムテープ
メラミンスポンジ
綿棒

ウォールステッカーの実際の剥がし方

ドライヤーでウォールステッカーに熱を加える

ウォールステッカーをドライヤーで温める

ウォールステッカーにドライヤーを近づけ、手で触れる程度の温度まで温めます。
シートは塩化ビニールでできていますので、これで柔らかくなり、同時に粘着力も弱くなります。
カッティングシートでできたウォールステッカーは粘着力が高いため、剥がれるまで時間がかかる場合があります。
シートが浮いてきたら、手で剥がすことができます。

ウォールステッカーを剥がす

ウォールステッカー用の剥がしスプレーを使う

シール剥がしスプレー、カッティングシート剥がしスプレー等の名前で売られています。

スプレーの種類

ホームセンターや100円ショップへ行くと、カッティングシート剥がしスプレーが売られています。これを吹きかけてもウォールステッカーを剥がすことができます。ただし壁紙にしみこむ場合がありますから、目立たない場所で一度試し、変色などがないことを確認してください。

シール剥がしスプレー

シール剥がしは100均で決まり!ダイソーのシール剥がしを詳しくご紹介

マスキングテープとタオルは、飛び散ったり流れたりしたスプレーを拭くのに使います。
マスキングテープは、コンセントなどスプレーがかかっては困る場所にあらかじめ貼っておきます。古タオルは垂れてきたスプレーを拭くのに使います。
なおスプレーの主成分は天然素材系や、アルコールやベンジン系、強力な有機溶剤系まであり、価格もまちまちでます。

頑固なシールにはスプレータイプ!オススメシール剥がしを紹介

スプレーの使い方

まずスプレーを全体的にシールに吹き付けます。

壁にはられたウォールステッカー
ウォールステッカーにシール剥がしスプレーを吹きかけます

そのまま放置するとシールが浮いてきますので、手で丁寧に剥がします。ドライヤーの場合と同様、専用のウォールステッカーではなくカッティングシートで作られたウォールステッカーは粘着力が高いため、剥がしにくい場合があります。垂れてきた液体は拭き取ります(写真の赤矢印部分)。

シール剥がしの液が垂れてきている

シール剥がしスプレーは溶剤が主成分ですから糊を溶かしてしまいます。一度剥がれた部分は粘着力が低下して貼りにくくなります。

壁紙も一緒に剥がれてしまった

それぞれのメリット・デメリット

ドライヤーのメリットは、コストが安いこと、熱風を吹きかけるので下地を傷めにくいことですが、デメリットは、ドライヤーだけではウォールステッカーが剥がれにくい場合があることです。場所によっては100V電源の延長コードも必要でしょう。

一方のシール剥がしスプレーのメリットは、あまり手間がかからないことで、スプレーしたあと放置できます。ただしデメリットは、下地を傷める可能性があること、スプレーが周囲に飛びやすいことです。目張りテープがあれば、スプレーがかかって困るところに前もって貼って保護しておきましょう。
なおスプレーは可燃性ガスを使っているため、換気と火気に注意が必要です。

材質で言えば、ドライヤーが向いているのはクロス、無垢材の板、ログハウスの丸太、コンパネ、など傷や変色を嫌う下地です。またスプレーが向いているのは、塗り壁、コンクリート、タイルなど頑丈な下地です。

ウォールステッカーを上手に剥がすコツ

(1)スクレイパーも有効

ウォールステッカーをスクレイパーで剥がすのも有効
シールが剥がれにくい時に使いますが、スクレイパーとは「へら」状のもので、材質は金属、セラミック、ゴムと種類があります。
ウォールステッカーを剥がすには、適度な固さのあるセラミック製かプラスチック製が適しています。
また剥がれにくいときは、スプレーが下に垂れるのを利用し、ウォールステッカー上部に吹き付け、下地との間にしみこませていきます。

(2)複数のスプレーを試してみる (※溶剤の性質に注意)

カッティングシート剥がしスプレーに含まれる溶剤は、種類によって剥がす力が違います。剥がす力が高ければ、壁などに与える影響も大きくなります。しかし種類によっては、壁の色が変わってしまったり、「シミ」になったりすることがあります。特に、革製家具や塗装されている木製ドアなどには使用しないほうがいいでしょう。

また有機溶剤の匂いが気になるという方もいると思います。スプレーが飛び散っては困る場合にはハケ塗りタイプもあり、これは泡タイプやペンタイプがあります。小さいシールを剥がす場合にも適しています。

実は使いやすい!オススメ液状のシール剥がし4選をご紹介

(3)剥がした後の糊も綺麗に取ろう

シールを剥がしたあと、ついていた糊が残ることがあります。そのまま放置すると埃がついて汚れの原因になりますから、これも取りたいものです。それを取るには、綺麗な消しゴムをこすりつけでも取れない場合は、メラミンスポンジやスプレーを綿棒先端に含ませて根気よく拭きます。

(4)賃貸部屋で傷つけずに剥がすには

さて賃貸の場合は、壁には絶対に傷つけずに剥がしたいところです。そのためには、ドライヤーとスプレーで根気よく続けましょう。ほとんどのシールは、ドライヤーの熱気で剥がれます。

また剥がれないからといって、スクレイパーで削ってはいけません。壁紙を傷つけ、最悪の場合は部屋全体貼りかえとなってしまいます。
ガソリンや灯油の使用も厳禁です。危険ですし、壁にしみをつくる可能性があります。

まとめ

ウォールステッカーを剥がすときの一番のコツは、壁紙の種類を見極め、それに合った方法を選ぶことです。下地には、クロス、無垢材の板、ログハウスの丸太、コンパネ、塗り壁、コンクリート、タイルなどがあります。コンクリート壁は頑丈ですから多少力を加えても大丈夫ですが、無垢材の板はスプレーでしみや変色をさせたり、スクレーパーで傷をつけたりしてはなりません。

またステッカーがカッティングシートでできている場合は、粘着力が高いため、溶剤の強いスプレーでないと剥がれない場合があります。
それぞれに最適な方法を選んで上手な剥がし方をマスターしましょう。

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

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ウォールステッカーをドライヤーで温める
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