【DIY初心者必見!】ペンキ塗りの極意とは?!ペンキ塗りの知識を解説!
「塗装」とはDIYの中でも比較的に取り組みやすく、「ペンキ」と聞くと誰でも馴染みのある言葉なのではないでしょうか?
しかし「ペンキ」という言葉が幅広く浸透していることもあり、「ペンキ」と「その他の塗料」の違いがわからず(意識せず)、全てを総称して「ペンキ」と解釈している方がいるのも現状です。このページでは「ペンキに関する知識」と題して、ペンキの種類や作業方法、塗料の扱い方などを詳しく解説いたします。
塗料の種類を解説!
塗料=ペンキではない!?
ペンキとは、オイルペイントや合成樹脂調合ペイントのことであり、植物油などで稀釈するものです。よく使用する塗料は、顔料・溶剤・樹脂などを調合して作られているため、ペンキとは成分が異なるため、別のものであると言えます。
そしてペンキの方が塗料よりも耐候性が低く劣化しやすいというデメリットがある反面、安価で手に入れやすいメリットもあります。
経年劣化とともに風合いが変化することを楽しむ方にとっては、ペンキはお勧めできる材料です。
どのように塗料を選んだらよい?
種類が沢山あるからこそDIY初心者の方は「どの塗料を選んだら良いかわからない・・・」と頭を悩ませてしまうのではないでしょうか?
実は塗料選びはそこまで難しくありません。ポイントは「屋内・屋外どちらで使うか」という点だけです。屋内であれば雨がかかる心配がないため水性・油性どちらの塗料を使っても問題ありませんが、屋外に設置するものを塗る場合は油性一択になります。
あとは「風合いの変化をどう楽しむか」という点に尽きますので、塗ったあとどのように変化してほしい(または変化して欲しくない)ということを考えながら、塗料を選ぶと良いでしょう。
実際にペンキを塗ってみよう!基本編の解説!
必要な道具を揃える
用意する材料は下記の通りです。
塗料
マスキングテープ
養生材
ヤスリ(サンドペーパー)
ハケ(またはローラー)
ウエス
ローラーは塗り目を目立たせずに均一に塗ることができますし、ハケ塗りの場合はハケ目ができるので塗ったあじがそのまま残ります。お好みで選ぶようにしましょう。
養生をする
ペンキ塗りの場合、特に床の養生を徹底するようにしましょう。塗料が比較的重い分、周囲に飛び散るリスクは少ないのですが、床にこぼすと吸収してしまう可能性があります。養生材はできるだけ目の細かいビニル系の養生材を使うと良いでしょう。
下処理をする
サンドペーパーを使用して塗る材料側の凹凸を取るようにしましょう。
ペンキを塗る
基本的に二度塗りが原則です。一回目では綺麗に色が塗りづらいため、二度に分けて塗装を行うようにしましょう。塗る素材の色と異なる色味を出す場合は一度目を塗る塗料を「白色」にして、二度目に本当の塗料を塗るようにすると綺麗に発色します。
カッティングシートを使ってステンシルに挑戦しよう!応用編の解説!
ステンシルとは塗装に使う型紙のことで、模様を切り抜いたところに塗料をかぶせることによって柄を転写させる技法です。コピー用紙でも型紙を作成することができますが、ここではカッティングシート をしようしたステンシル方法についてご紹介します。
カッティングシートを準備しお好きな柄を切り取ります。カッティングシートを塗装面に貼り、塗装をします。完全に乾ききったらシートを剥がして完成です。
カッティングシートは裏面に糊がついているため塗る際にずれる心配をしなくて良いという点がお勧めです。
カッティングシートを切っていくのはかなり細かい作業になりますので、もし不安な方はクワックワークスにお任せください!発注いただければ、すぐに使える状態で納品させていただきます。
https://www.quackworks.jp/guide/
ペンキの片付け方法とは?
意外と知らないペンキの片付け方。保存する場合はきちんと密閉して直射日光・高温多湿を避ければ問題はありません。処分する場合は、できるだけ紙などに塗料を含ませた状態で紙ごと捨てます。液体のままだと回収されない地域がほとんどですので気をつけるようにしましょう。また残塗料処理剤を使用しても良いでしょう。
ペンキ作業の注意点
ペンキ作業を行うにあたっての注意点は下記の2点です。
- 換気のできる場所で作業を行う
- 養生に細心の注意を払う
「換気」は塗装工事をする上で最も重要になります。空気の循環が悪いと塗料の乾きも遅くなりますし、塗装している作業者さんの体が悪くなる可能性があるからです。
万が一換気ができない場所で作業をしなければいけないときは15分〜20分ごとに休憩をとり、リフレッシュすることをお忘れなきようにしましょう。また「養生」については床を気にしながら作業を行えば概ね問題はありません。ご自身の洋服も汚れる覚悟で作業に取り組むと容易でしょう。
まとめ
ペンキの性質を知って、塗料を使いこなせるようになると、DIYで表現できる幅も広がること間違いなしです。作業自体は難しくないものの、準備と片付けに細心の注意を払わなければいけない塗装工事は、最初から最後まで気が抜けない工種と言えるでしょう。
またカッティングシートやマスキングテープを上手く活用すると、オリジナリティも出るようになり、DIYの楽しさも倍増するはずです。塗装の知識を抑え、より良いDIY生活を過ごしてみましょう!
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。