カッティングシートに使えるシール剥がしの成分とは?剥がし方もご紹介
カッティングシートは様々なDIYやリメイクに使える便利な商品ですよね。そんなカッティングシートを剥がすときに便利なのがシール剥がしです。シール剥がしには様々な種類があってその成分にも特徴があり、貼った素材によって使えるものが違います。そこで今回は、カッティングシートに使えるシール剥がしの成分やカッティングシートの剥がし方について詳しく紹介します。カッティングシートを綺麗に剥がしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
カッティングシートに使えるシール剥がしにはどんな成分のものがあるの?選び方も紹介!
リモネン系
リモネンは、柑橘類の皮に含まれている精油成分です。天然素材からできているため、甘酸っぱい爽やかな香りがします。
3M フィルムはがしらくらく スプレー 420ml FILM
天然素材のリモネンからできている3M フィルムはがしらくらく スプレーは、石油系溶剤も使用されていないため、カッティングシートを剥がすときにも安心して使うことができる商品です。
オススメ: ★★★★★
使用できる面: ガラス・金属(未塗装面、焼付塗装面)
使用できない面: 常乾塗装面などの溶剤に溶けるところ
実際に「3M フィルムはがしらくらく スプレー」を使用してカッティングシートを剥がした記事です。
https://www.quackworks.jp/construction/peel-off/
アセトン系
アセトンは、有機化合物の一種で揮発性が高く独特の匂いがします。また、アセトンは天然素材からできており人体に害がなく安全に使うことができるのが特徴です。ただしアセトンの独特の匂いに気分が悪くなってしまうこともありますので使用の際は十分換気をして使用してください。
3M のり取りクリーナー 220ml NT-220
天然素材からできている3M のり取りクリーナーは、カッティングシートを剥がすときにも安心して使うことができる商品です。ペットを飼っている方やお子さんが小さい方でも安心して使うことができるのでおすすめです。
オススメ: ★★★★
使用できる面: ガラス・スチール・家具
使用できない面: 革・プラスチック・スチロール・ベニヤ
エタノール系
エタノールは、アルコールの一種で揮発性があり高い殺菌作用がある物質としても広く名が知れています。また、水や油にも溶け込むという特徴がありこの働きがカッティングシートなどの接着面を溶かしてくれるので簡単に剥がすことができるようになります。カッティングシートを手で剥がしてから、ベタベタの粘着が残った際にエタノールで拭き取ると良いでしょう。
建築の友 協力シール剥がしネバネバトリーナ 40ml
エタノールが主成分の協力シール剥がしネバネバトリーナは、ヘラも付属しており、スプレータイプと違って作業中にむせにくいのでおすすめです。また、小さい面積のカッティングシートを剥がす場合にぴったりで、容器もコンパクトなのが良いですね。
オススメ: ★★★
使用できる面: ガラス・金属・タイル・壁紙・プラスチック
使用できない面: 革・ゴム・車
シンナー
シンナーは、溶解性が高く塗装材を薄めるためやシールの接着面を剥がれやすくする液体です。シンナーに含まれる有機溶剤は人体に有毒で大量に吸い込んでしまうとシンナー中毒になり危険なので使用の際には必ず屋外で使用し、マスクや手袋をした状態で作業してください。
ロックタイト ハケ塗りシール剥がし
シンナーを使っているロックタイトのハケ塗りシール剥がしは、広範囲に貼ったカッティングシートを剥がすときにおすすめの商品です。
オススメ: ★★★
使用できる面: ガラス・タイル・冷蔵庫・ロッカー・陶器
使用できない面: プラスチック・家具・車・革
ベンジン
ベンジンは、石油から作られた有機溶剤で石油独特の匂いがあります。また、揮発性が高くインカの恐れがあるのが特徴で、使用する際は換気や火気に十分注意してください。
AZ 超強力 ラベル剥がし 雷神 420ml
ベンジンを使ったAZの超強力ラベル剥がし雷神は、簡単にカッティングシートを剥がすことができる商品です。また、革製品にも使うことができます。
オススメ: ★★★★
使用できる面: ガラス・金属・革・プラスチック
使用できない面: 車・ゴム
シール剥がしを使って綺麗にカッティングシートを剥がす方法とは?
カッティングシートを剥がす作業の前に十分な換気をしている環境で行なってください。また、作業中はマスクや手袋といったものを身につけて十分注意しながら作業しましょう。
カッティングシートの剥がし方
- それぞれのシール剥がしをカッティングシートのうえから塗っていきます。このときスプレータイプは広範囲に液剤が飛ぶ可能性がありますので気をつけましょう。
- 商品に書いてある時間おきます。
- ヘラなどの道具を使って剥がしていきます。
こんな方法でカッティングシートを剥がすことも!
シール剥がしを使った方法以外にどんな剥がし方があるのでしょうか?ここでは他の方法を活用したカッティングシートを剥がす方法をご紹介します。どれも簡単にできる方法ですので、気になった方は試してみてください。いずれの方法もシール剥がしと同じく、施工面との相性を考えてから作業してください。
熱湯をかけて剥がす
カッティングシートの上から熱湯をかけて3分ほど経ったところでゆっくり剥がしていきます。すると簡単にスルスルとカッティングシートが剥がれていきます。ただし、革やプラスチックは形が変形してしまうことがありますので、避けた方が良いでしょう。また、熱湯でやけどの可能性がありますので十分注意してください。
ハンドクリームとヘラを使って剥がす
市販のハンドクリームをカッティングシートの上から万遍なく塗っていきます。5分ほど置いたところでヘラを使ってゆっくりと剥がしていきます。すると綺麗にカッティングシートが剥がれますのでおすすめです。また、剥がし残しがあった場合はこの方法を繰り返してください。
除光液とサランラップ・ヘラを使って剥がす
除光液をカッティングシートのうえに除光液を塗りそのうえからサランラップをかけます。5分ほど置いてからサランラップを剥がしヘラでカッティングシートを剥がしていきます。この時、除光液が手に付着しないようにビニール手袋やゴム手袋をして作業することをおすすめします。また、塗装しているものに使うと塗装材が溶け出して色が褪せてしまうことがありますので避けてください。他には以下の方法もあります!ぜひ参考にしてみてください。
https://www.quackworks.jp/construction/peel-off//
まとめ
カッティングシートに使えるシール剥がしの成分や選び方・剥がし方はいかがでしたか?今回ご紹介したことを参考にシール剥がしを使ってカッティングシートを綺麗に剥がしてみください。くれぐれもカッティングシートが貼ってある素材をキズつけないように細心の注意を払って試してみましょう。また、他の方法も活用しながらカッティングシートを剥がしてみても良いですね。
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。