一覧へ戻る

カッティングシートの水張りとは?工法とやり方解説!

カッティングシートを施工するときには、シートのサイズに応じて工法を使い分ける必要があります。そうすることで作業に無理なくカッティングシートの仕上がりをきれいにすることができるのです。しかしカッティングシートの施工に慣れていない方にとっては、どのような工法があるか分からず、「どう施工したら良いか分からない・・・」と疑問を感じているのではないでしょうか。
そこで今回は、大きなシートを施工するときに最適な「水張り」についてご紹介いたします。この工法を知ることで大きなシートの施工が容易になり、様々なものをデコレーションすることができるようになります。またこの記事では水張り以外の工法にも触れておりますので、最後まで読むとカッティングシートの施工に関する知識がつくこと間違いなしです。

カッティングシートには2種類の工法がある?

貼り方
カッティングシートには大きく分けて2種類があります。

ドライ工法と水張り工法は、カッティングシートとして残る接着面の大きさによって使い分けるのが一般的です。
多くの場合、カッティングシートは好きなデザインにカットして使うため、最終的にシートの大きさがデザインによって変化します。デザインとして残ったシートの接着面が少ない場合は、水を使わずに行うドライ工法にて施工し、シートの接着面が多く残るデザインの場合には水張り工法にて施工した方が失敗が少ないです。何cm以上のステッカーは水張り・・・という決まりはありませんので、どちらにするかは感覚的に選んで問題ございません。
ただし、文章などの細かくバラけたデザインの場合(特にフォントが明朝体など)、水で滑ってしまい本来のレイアウトから崩れてしまうことがありますので、基本的に施工面とカッティングシートの間に空気が入りそうなデザインの場合にのみ水張りするようにした方が懸命です。

選ぶ時のポイントとしては、サイズの他に「貼った後に調整する必要があるかどうか」で選ぶと良いでしょう。施工後に全体のバランスを見ながらステッカーの位置を微調整したいということであれば、水張り工法をオススメいたします。もちろん水を吸収してしまう木素材などには使用できませんので注意が必要です。

水張り工法を使用するシーンとは?

水張り
どのような時に水張りを使用するのか、シーン別でご紹介いたします。

  • ウィンドウ面の大判フィルム貼りの場合
  • 大判のカッティングシート貼りの場合
  • 貼った後に微調整を行う可能性がある場合

基本的に水張りは大判のシートやフィルムを施工する際に使用されます。
水によってシートが僅かながら滑るため、貼りながら微調整が可能になるため、細かなステッカーでも全体のバランスをチェックするときには最適な工法です。しかし注意しなければいけない点が1つだけあります。それは「水が抜き切るまでは完全にシートが定着していない」ということです。

通常カッティングシートはスキージーというヘラを使って圧着していきますが、水張りの場合、シートと接着面との間に空気だけでなく水も含まれるため、水が抜き切るまでは定着している状況とは言えません。施工面とシートの間の水が完全に乾ききり、本来の粘着力に戻る日数は、シートのサイズや日当たり状況・気温などによって異なるため、仕上がりを急ぐ方はメーカーに確認が必要です。

水張りの施工手順とは?

水張りの手順
水張りの施工手順をお教えいたします。水張りには真水ではなく洗剤水を使用します。

用意するもの

  • カッティングシート
  • スキージー
  • 洗剤水 / 霧吹き 
  • マスキングテープ
  • ガラスクリーナー
  • ウエス
  • 養生材

水張りの際に重要になるのが「養生材」です。施工面に水を吹きかけるため、施工する真下に水が溜まります。養生材でも目の粗いブルーシートなどよりもノンポリのような目の細かい養生材がオススメです。家庭などで行う際には水を吸収する布や新聞紙などを敷くと良いでしょう。

施工手順

貼り方(ウェット・水貼り)

施工手順や洗剤水の作り方は上記ページに記載の通りです。貼る時の注意点としては、たっぷりと水を吹きかけることとスピーディーに作業を行うことです。水の吹きかけが足りていないとシートが滑らず皺になる原因となります。また素早く行わないと、水が下に垂れてしまい施工面が乾燥していきます。焦る必要はありませんが、出来るだけ素早く作業することを心がけましょう。

カッティングシートの水張り 施工写真をご紹介

車のフィルム

Instagram

店舗入り口

Instagram

ウィンドウ

Instagram

基本的に大きな面の施工を行う際には水張りがオススメです。
弊社では大判のカッティングステッカー製作も承っておりますので、興味がある方はお気軽にご相談ください。

お気に入りのステッカーを作りたいときは・・・QUACK WORKSにご相談を!

水張りが必要なくらい大判のステッカー制作はかなりの労力が入ります。
だからこそ弊社のようなプロにお任せすることで、お客様の時間と手間を削減することができます。

弊社では材料の準備からカッティングシートの加工・ステッカーの納品の流れを一貫してお受けしており、デザインデータをご準備いただくだけでオリジナルステッカーを作成することができます。ステッカーの金額は使用するシートとサイズによって異なってきますので、まずは参考までに価格・色見本のページをチェックしてみると大体の金額を把握することができるので良いでしょう。また弊社で作成したカッティングステッカーは制作実績のページから確認することができます。
デザインだけでなくご注文いただいたお客様の声も知ることができるのでぜひご覧くださいませ。

カッティングシートの価格・色見本

https://www.quackworks.jp/products/

まとめ

水張りは、施工面の大きなステッカーや貼った後に位置を調整したいときに最適な工法です。施工の手順と注意点さえ抑えれば初心者の方でも作業ができるため、目的に応じてドライ工法と使い分けると良いでしょう。また弊社では最大600mm*3000mmの大判サイズのステッカー作成も承っております。ステッカーでお困りの際はお気軽にご相談くださいませ。

装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。
中川ケミカル社の公式サイトより引用

---
上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。

一覧へ戻る

貼り方
みんなにも教えてあげよう
カッティングシートの事でなにかお困りでしょうか? 何かお困りでしょうか?